Novello Shobbrook Wines 2015

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セパージュ:ネッビオーロ、サンジョベーゼ、ピノ・ノワール
Vin Naturel 双兎より購入。4,860円。
 
抜栓日:2017年10月29日
インポーター:ワインダイアモンズ
 
栓:コルク。Shobbrookの刻印あり。蝋封
液漏れ:なし
グラス:リーデルボルドータイプを使用しました。
 
色:やや薄めのガーネット。輝きあり。グラスの向こう側の指がしっかりと見えます。
エッジ:均一な色合い
脚:そこそこの粘性を感じます。アルコール度数13.8%
 
香り:抜栓直後は閉じ気味。それでもカツオの出汁系のニュアンス、その後、スパイシーな香り。アニスとか、クローブ系かな? あとは、透明感のある透き通った印象。なんというか、マセラシオン・カルボニックっぽいバナナ香的なニュアンスも感じます。時間経過で、紅茶のニュアンスや釘っぽさも感じます。若干茹で野菜の感じもありますか?娘さんは「タジン鍋の匂い」と言っていました。うちのタジン鍋は基本バラ肉と白菜、ブロッコリー、ジャガイモなので、そういう系統の茹でた匂いを感じたんでしょうか?
 
タンニン:さほど強くなく、マイルドなタンニン。
 
味わい:酸がしっかりとしていて、液質が柔らかい。いわゆるナチュールの口当たり。紅茶っぽさを感じますが、果実の厚みがしっかりとあって、液体が充実しています。でも飲みくちはとても優しい。アフタにグスベリのニュアンスが鼻に抜けていきます。
品種を考えると、どのへんに品種を見出すのか、全然わかりません(T_T)
しかし、次の一口、次の一口と進んでしまう、そんなワイン。ものすごく微量の揮発酸を感じないわけではありませんが、オーストリアのナチューリストって、醸造にものすごく気を使って造っているのではないだろうか、と勝手な想像をしてしまいます。うまいです。さらに時間経過で上質の焦香が鼻に抜けていきます。そして、イチゴキャンディーのような味わい、香りが綿あめのように出現しました。