20190529 月イチカウンター会 @ ブレリアス

昨日は、月イチのカウンター会でした。場所はいつものブレリアスのカウンター。
3月でメンバーの一人が転勤でいなくなってしまいましたが、新たに1名参加となり、結局5名での開催です。

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赤ワイン3種

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飲んだワインはこちら
左から
HipHop Dela Yellow Macig Winery 2018
Bianco Dario Princic 2015
Brutal! Chenin Blanc Mother Rock Wine 2018
Yoichi Rouge Assamblage Takahiko Soga 2012
Irpinia Aglianico Cantine Di Marzo 2016
L'Ecumse des Nuits Julien Pineau 2016

5人なのに6本なのは、メンバーさんの1名が、前の日誕生日だったそうで、なぜかそのお祝いということでご自分で1本多く持ち込んだからです(笑)
いずれも個性的なワインで、勉強になりました。

HipHop Dela Yellow Macig Winery 2018

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セパージュ:デラウェア
ワイン会にて

抜栓日:2019年5月29日
濁りのある発泡性。澱がたくさんありました。圧はそんなに高くありませんが、シュワシュワとします。淡い黄色。香りは、和を思わせる、黄桃とかそんな感じの香り。ラブルスカ香なんでしょうね、グレープっぽいニュアンス。ミディアムドライ~ミディアムスイートといった甘さ。酸は弱め、というか穏やかです。素直にグビグビ飲めるデラ。新生ワイナリー上手くまとまっていると思います。

Bianco Dario Princic 2015

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セパージュ:シャルドネ 45%、ソーヴィニヨン 35%、ピノ・グリージョ 20%
ワイン会にて

抜栓日:2019年5月29日
まさに紅茶色。アンバーです。みるからにオレンジワイン。最初やや還元ありました。茶色い実の香り、香木、グリっぽいニュアンス。そして紅茶など、多彩な顔が見れます。出し系の滋味があって、非常にドライな作り。酸はそれほど高くなくまろやか。ほんのちょっと酸化のニュアンスを感じました。イタリアのこの手のワインはあなどれません。

Brutal! Chenin Blanc Mother Rock Wine 2018

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セパージュ:シュナン・ブラン
ワイン会にて

抜栓日:2019年5月29日
濁ったどぶろくのような、桃色の色合い。やや還元あるも次第に抜けていきます。粘性は中程度。さほど欠陥臭を感じず、柔らかい香りの印象。ゆず、とかかぼすの香り。ミント系のスッとするニュアンスもあります。よく探すとジャスミン系の香りがありました。酸はやや穏やかで、レモンの皮のような苦味が若干感じられますが、液質がとても柔らかく、これもグビグビ飲めちゃうタイプのワイン。あぶない。

Yoichi Rouge Assamblage Takahiko Soga 2012

http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-1191.html

セパージュ:ツヴァイ90%、ピノ・ノワール10%
ワイン会にて

抜栓日:2019年5月29日
濁りのあるやや薄めの色合いのルビーガーネット。
最初の印象が、あ~、タカヒコ香という感じ。自然はワインに見られるいわゆるロック香の感じです。若干野菜系のニュアンスというか野生系の香りが感じられます。テルペン系の香りもあって、果実で例えると黒系になるでしょうか。ミントのようなニュアンスもあります。off dryの味わいで酸はやや柔らかめ、シルキーなタンニンが優しいです。アルコール11%。もうリリース後7年目に突入ですが、いい熟成していると思います。

Irpinia Aglianico Cantine Di Marzo 2016

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セパージュ:アリアニコ
Vino Hayashiのイタリア土着品種研究会の教材。4,200円
ワイン会にて

抜栓日:2019年5月29日
自分の持ち込みです。今回のワイン会の中で一番透明感あって、一番色の濃いワインでした。輝きのあるルビー。黒果実、カシス、ブラックベリーの香り。マイルドな樽香とのバランスがとても良いです。干しぶどうっぽいニュアンスも若干あります。酸はしっかりとしていていタンニンはなめらか。off dryで、アマローネっぽい感じがしました。正統派の味わい。

L'Ecumse des Nuits Julien Pineau 2016

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セパージュ:カベルネ・フラン
ワイン会にて

抜栓日:2019年5月29日
若干の濁りあるルビー。年生は中程度。最初、結構な還元でしたが、徐々に亡くなっていきます。カシスや野性的な香り、若干の揮発酸、まだ落ち着いていないのがややとんがった印象の香りでした。味わいはoff dryで、しっかりとした酸があり、旨味の多いナチュールワインといった感じ。うまかったです。

Bakan Pecorino Vino Spumante Brut Torri

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セパージュ:ペコリーノ
Vino Hayashiのイタリア土着品種研究会の教材。 未発売品だそうです。

抜栓日:2019年5月26日
インポーター:Vino Hayashi
栓:Mitik
液漏れ:なし
グラス:リーデルのオーバチュアを使用しました

色:レモンイエロー。ややグリーンが入っている?
泡立ち:そこまで強くない。持続性はさほど感じられません。これシャルマ製法でできているんですって。
脚:粘性はあまりありません
アルコール度数:12.5%

香り:炭酸のニュアンスを除けば、ハーブ系や香木のようなニュアンスを感じます。そして、ライムのような柑橘系の香り。やや独特な印象があります。教本には、ホワイトペッパーのようなスパイス
火打ち石ともかいてあります。何れにせよ、シャンパーニュではあんまり感じたことのないニュアンスだな~と思いました。

味わい:酸が比較的柔らかめで、こなれた感じ。シュワッと圧が口の中に広がったあと、心地よい甘さを感じます。甘ったるいわけではありません。とてものどごしは爽やか。中間層の厚みはさほどあるわけではないですが、バランスよく、コクっと飲んでしまいます。どちらかというと女性が気に入るタイプのスプマンテじゃないかな~。
教本には「初夏にテラスで涼風を感じながら楽しんだら最高」ってかいてありますが、まさにそんな感じです。

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Tada Winery Pinot Noir Rouge 2017

http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-2754.html
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セパージュ:ピノ・ノワール
多田ワイナリーにて購入。3,780円。
 
抜栓日:2019年5月25日
栓:DIAM1
液漏れ:なし
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用しました。

色合い:結構薄めのガーネットルビー。濃いめのロゼといってもいいかもしれません。濁りなし。
ディスク:薄め
脚:軽度~中程度
アルコール度数:11%

香り:なかなか素朴な印象。いい言い方をするとチャーミング。さくらんぼ、木苺の香り。若干のナチュールっぽいニュアンス。紅茶やだし系の香りもあります。樽使ったのかな?
香り自体はそんなに立ち上がる様子はありませんが、赤いお花のニュアンスがあったり、ほんとチャーミング、素朴な香りがとても印象的でした。

タンニン:収斂性なし。やや弱めのタンニン

味わい:酸はけっこう北国系のしっかりとした酸。味わいも出汁系の要素や、チャーミングな味わい。余韻はやや短め。どちらかに分類するとすると、北海道のナチュール系のピノ・ノワールに分類されると思います。多分、優しくプレスして、押しつぶさないように搾汁したんじゃないかな~と想像しました。ナチュール系が好きな人には結構いい感じのワインなんじゃないかと思います。炙り本マグロに、バター、醤油、わさびで作ったソースをかけた料理と合わせてみましたが、これが結構相性がよくびっくりしました。
亜硫酸どれくらい入っているんだろうか?

NAKAI Natural Sparkling 2016

http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-2227.html

セパージュ:ミュラー・トゥルガウ91%、ケルナー9%
酒のたなかより購入。2,592円。
 
抜栓日:2019年5月25日
栓:王冠
液漏れ:なし
グラス:やや小ぶりのチューリップタイプのグラスを使用しました。
購入後2年くらい立てておいておいたので、かなりの澱がボトルの底に固まっていました。

ガス:中程度の圧。あふれることはありません
色合い:薄めのイエロー。最初の3杯くらいは濁りありません。最後の方は濁っていました。
ディスク:薄め。アルコール度数10%
脚:粘性は感じません。
 
香り:さほど香りは立ちません。ちょっとおいておくと軽度の還元臭があります。ものすごく軽い揮発酸と、弱めのマスカット香。
 
味わい:ペティアンくらいの圧。最初の一口目は、酸っぱいに近い感じの酸でしたが徐々にほぐれていきました。飲み口はミュラーっぽい、白ブドウ感、マスカットっぽさが感じられます。非常に柔らかい液体。ウドの葉、スナップエンドウ、さやいんげんの天ぷら、炙りマグロ合わせてみましたが、結構いいマリアージュでした。にキレがあります。そんなに酢エチや揮発酸がきにならないです。