Chateau L'Arrosee 1980

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セパージュ:メルロー 60%、カベルネフラン 20%、カベルネ・ソーヴィニヨン 20%

札幌グランヴァンセラーより購入。5500円の特価。店長さんさよならフェアーでやすかった。
2010年4月18日、抜栓。コルクが途中でおれてしまったが、なんとか抜栓できた。コルクにはシャトー名、Vintageが刻印されています。30年ものの古酒であるため、先日購入したデカンタにデカンティングしました。デカンタに注いでみると、決して色は薄くなく、むしろ恋ルビー色と言った感じのとっても綺麗な色です。

やおいてから、リーデルボルドータイプのグラスに注ぎました。色は、ルビー、というかオレンジの強い褐色。エッジはちょっと薄い感じですが、まだ澄んでいる色です。古酒という感じが強く出ています。脚は全然なし。最初の香りは、ストロベリー、グスべリ、腐葉土、鉄、きな臭い香りといった印象。スワリングによって、かるーくミント香が加わったような香りとなります。奥様は良い香りと言っていました。娘さんは開口一番「チーズの香り」と言いました。乳酸系の香りが混ざっている感じもします。最初、口に含んだときには、きな臭い感じ、腐葉土、熟したベリーの感じがして、やや酸味が強いと思いました。口に空気を吸いながら余韻を感じていると、最後に鉄、鉛筆の芯を思わせる味がしたに残ります。しかし、これらがうまく調和していて、その後ののどごしも良いです。鶏肉の照焼きにあわせましたが、特にじゃまになることはありませんでした。そのまま時間が立っていくと、これらの要素の香りが強くなっています。デカンタから漂う香りは、とても心地よいベリー系の香りです。が、グラスに注いでからは、カラメル、きなこの要素が強い、やっぱり古酒と行った感じの香りが前面にでてきます。もう少しフレッシュさが残ったときに飲むと、これは美味しいワインと思いますが、十分その片鱗も感じることが出来るワインだと思います。時間とともに、カラメル、スパイスの要素が強くなってきます。なかなか、どうして美味しいワインには違いありません。