Vosne Romanee Les Chaumes Meo Camuzet 1998

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セパージュ:ピノ・ノアール
ル・ヴァン・ヴィヴァンさんからオークションで落としたものです。値段は15000円。
2009年10月17日抜栓。コルクにはMeo Camuzetと1998の刻印あり。アルコール度数13度。抜栓直後より、ふわ〜っとベリー系の果実のいい香りがします。でも最初はそんなに強い香りではありませんでした。リーデルブルゴーニュグラスに注ぎました。色は、非常にいい感じのガーネット色。エッジは全く屁たれていません。とても綺麗。11年の時を経たんだなぁ〜、と思わせるようないい色です。ラズベリー、イチジク、干しぶどうの香り、とても複雑。スワリングでそれらの香りがぎゅう〜っと濃縮してきます。その後、腐葉土の香り(これが熟成香というやつなんでしょうか)も出てきます。グラスに注いでから少しの間そのままにしておきましたが、香りはどんどん強くなっていきます。すこしグラスから離れてもグラスの周りにはいい香りが広がりました。本当に、香りだけでしばらくの間楽しめます。自分的にはこういったタイプのワインでは、しばらくすると、カラメルのような、焦げたような香りが徐々に強くなってくる印象がありますが、このワインはそんなことなかったです。口に入れてみると、非常に凝縮された果実の味が流れてきます。過熟したラズベリー、赤い果実系、枯葉、ほんのちょっとカカオっぽいイメージ、そんな複雑な要素が、非常に繊細に感じられます。最後の方に、酸味も漂ってきますが、心地よく混ざり合って口の中に余韻が残ります。のどを抜けた後、鼻の方にその香りがスゥ〜っと舞い上がってくるような感じ。食パンとの相性がとても良い。ほとんど雑味を感じることなくとても美味しくいただけます。こういうワインは、グラスに注いだ途端にとても幸せな気持ちにしてくれます。たまにはこういうワインを飲まなくっちゃね。