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セパージュ：ピノ・ノワール
尾張一宮・河野酒店でオークションで落札。8860円。
抜栓日：2022年1月8日
栓は天然コルク。液漏れなし。
グラスはリーデルのブルゴーニュタイプを使用しました。
抜栓直後より、ボトルからベリー系の香りが漂ってきました。
色は艷やかなガーネットルビー。非常に輝きのあるピュアな色合いで、比較的濃い目に感じます。
グラスの脚は程よい粘性を感じさせる上質な脚。Alc 13%。
グラスに注いだ直後では、やや閉じ気味ではあるものの、上質さを感じさせる香りの印象。ラズベリー、紅茶、腐葉土、ミネラルetc。程よい力強さも兼ね備えた品格のある香り。グイグイと迫ってくることはなく、落ち着いているのですが、ピュアさも伴っていて、「あ、これいいワインだな」と感じさせます。その後、やや焦げた感じのニュアンスが出てきて、程よい熟成感を感じさせますが、小一時間ほどで、今度は逆にフレッシュなベリー系の香り、透明感のあるミネラル香、グラスの奥に引き込まれそうな凝縮した香りがでてきて、只者ではない風格を感じました。陰の要素と、華やかさが同居している感じ。赤果実の香りとともに、ブルーベリーやブラックベリーの黒系の果実の香りも。
タンニンはまさにシルキーな、溶け込むタンニン。酸は非常に伸びやかでピュア。これぞピノ・ノワールという感じ。最初の一口は、まさに生きたブドウを口に含んだ感じがしました。その後、ほぼ球状の液質が口の中に広がり、なんの引っ掛かりもなく喉にすぅ～っと流れ込んでいきます。とてもチャーミングなアフタが長い余韻として感じられます。ほんとエレガントさとパワフルさが渾然一体となった味わい。非常に集中力のあるワイン。すごい美味しい。
決して当たり年ではないですが15年の熟成で、いままさに飲み頃、そんな印象です。
こんなワインをストックしていた自分を褒めてあげたいです（笑）
