Nuits St Georges Henri Gouges 2007

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セパージュ:ピノ・ノアール100%

LIQUOR WORLDさんよりオークションで落札。5100円。
2010年4月8日抜栓。コルクにはドメイン名と村名とVintageがちゃんと刻印されています。コルクの底についた色はさほど強くはありません。液漏れの様子もなし。抜栓は娘さんが行いました。コルクの臭いを嗅いで「納豆っぽい」と言っていました。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。グラスに注ぐとベリー系の香りがふわっと周りに漂います。色は結構濃いルビー。2004年のブルゴーニュワインに比べると明らかに濃いですが、とても澄んでいます。綺麗な色。脚はそこそこでしょうか。最初の香りは、腐葉土ラズベリー、やや土っぽい香りといったところ。スワリングにより、心地よい酸味が加わり、とてもすっきり爽やかなベリーの香りとなります。非常に品の良いピリっとした香りが加わります。とても心地よく、香りだけで長い時間楽しめる感じです。重厚感はなく、あくまでエレガントな感じ。一口目で、「うまい!」とつぶやいてしまいました。ラズベリー、ストロベリー系の味が口いっぱいに広がり、本当に程よい酸味が感じられます。アフターも長くはありませんが鼻の奥から上がってきます。タンニンは全然強くなく、ですが、ちゃんと感じることができます。酸、タンニン、果実味それぞれが非常に綺麗に調和しています。でも、そのなかに力強く、しかもフレッシュさが溢れています。ちょっと時間が経つとややスモーキーなイメージの香りと味のニュアンスが出てきますが、これまた調和がとれています。非常にエレガントなワイン。奥さんは「ワインはこうでなくっちゃ」と言っていました。飲んでいて幸せな気持ちにしてくれます。たかが村名のワインですが、これが一級ものとなるとどうなってしまうんでしょう。ただのニュイ・サン・ジョルジュですが、重すぎず、軽すぎずほんと上品です。アンリグージュ、すごい!!
2日目でも、ほとんど変わることなく楽しめました。上級のものも飲んでみたいですね。