Chateau Lynch Moussas 1999

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロー25%

札幌東急にて購入。4400円。
2010年4月25日抜栓。コルクにはVintageとシャトー名が刻印されています。1/3ほどに色がついていましたが、液漏れなし。グラスはリーデルボルドータイプを使用しました。コルクを抜いた途端からやや熟したベリーのニュアンスの香りがボトルからこぼれでてきました。グラスに注ぐと、色は、比較的濃いめのガーネット色で、エッジはまだまだしっかりとしています。どちらかというと11年とは思えないフレッシュさを感じます。香りは、杏、ブルーベリー、カシス、腐葉土、火打石と言った香りが複雑に混じり合っています。スワリングによってラズベリー系のちょっと酸味の強い甘さの香りが加わってきます。徐々いスパイス系の香りが合わさってきて、なんとも新しいけれど、どこか懐かしい感じがします。時間が経つに連れて、複雑味が増してきます。トリュフというかきのこの香りを感じます。娘さんは、梅、青い草の匂いがすると言っていました。口に含むとまろやかな甘さ、しかし腐葉土やきのこのニュアンスもある感じの良い味が口の中に膨らみます。タンニンはしっかりと感じることができますが、とても決め細やかで上品なタンニンです。ママちゃんも、「これは飲みやすい」と言っていました。のどごしは爽やかですが、しっかりとアフターを感じ、ベリーやトリュフのアフタを喉の奥から感じることができます。値段もそこそこですが、これは気分を良くしてくれる一本に違いありません。このクラスのワインはやはり10年くらいおいてから味わうのがいいのでしょうか。とても美味しくいただけました。