Echezeaux Jean Marc Millot 2007

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セパージュ:ピノ・ノワール100%

ル ヴァン ヴィヴァンよりオークションで落札。6200円。
2011年6月4日抜栓。コルクにはドメイン名とVintageが刻印されていました。液漏れなし。コルク底に薄く色づく程度です。抜栓してから1時間くらいおいておきました。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。グラスに注いだ直後はさほど香り立たず閉じていました。色は比較的濃いルビーにちょっと紫を足したような色。エッジはやや薄くなっています。脚は結構粘稠でした。グラスに注いでからさらに30分くらいそのままにしておきましたが、このくらいから徐々に香りが立ってきました。なんと表現したらいいんでしょうか。実に上品な、ブルーベリー、ラズベリーの香り、スミレやバラの花の香り、無花果、イランイラン、紅茶の香り、うわぁ〜こりゃいい香りだ。スワリングでローリエの香りが混ざってきてさらに複雑さが増してきます。ここが'07なのかな、色の割には土っぽいニュアンスがまざってきません。腐葉土っぽいニュアンスもあまり感じません。でも香りの要素は複雑きわまりないが、繊細。ちょっとミントのニュアンス、オレンジのニュアンスも加わってきた。あ〜、何時までも嗅いでいたい香りだ。香りだけでしばらくいけちゃう。ワインの香りを見た後、呼吸すると鼻腔の奥がすっと抜けていく、そこにバニラの香りがふわっと香ってくる。そんな感じ。一口目、香りほど味の要素は強くない。しかしとても心地良い。喉にさっと流れていきました。そのあと、ほのかにベリー系の味が鼻の奥に流れていきます。とてもピュアな味わい。タンニンは全然強くなくシルキー、酸味は微妙な加減で全然全面には出てきません。ミネラル感はそこそこ感じます。二口目、およよ?! ベリー系甘味がぐわ〜っと口に広がってきました。味わいでも香りが拓いてきたと同時に口の中に広がってきます。土臭さとかなく、ほんと混ざりっけなしって感じの味わい。味の要素一つ一つがとても均整がとれていて、しかも複雑。もう既にのみごろになっちゃっていると思います。これはうまい!!