Relais De Durfort 1996

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン65% メルロー20% カベルネ・フラン15%

2010年9月20日抜栓。コルクにはVintageとGonzague Lurtonの刻印、AC Margauxの刻印があります。液漏れなし。ラベルにはアルコール度数12.7度と記載されています。グラスはリーデルボルドータイプを使用。グラスに注ぐと、色はルビー。結構濃い色。エッジはほんの少し薄くなっているがまだまだ大丈夫。香りは腐葉土、きのこ、ハーブ、スモーク。ややどんよりとしたアンティーク家具のような香りがします。脚は繊細です。グラスから鼻を外すとミント系のスゥ〜っとする香りを感じます。娘さんは納豆の匂いがすると言っていました。時間と共に豆の香りが混ざってきました。いわゆる熟成香ってやつでしょうか。樽香はあまりしません。口にふくむと、ブラックベリー、土、黒インクの味、非常に濃厚です。タンニンもいまだ主張してきますが、渋いという感じはなく、うまく溶け込んでいる感じ。喉越しが非常になめらかで喉の奥にすっと入り込んでいきます。香りから来るようなスモーキーさはあまり感じません。若い頃は結構タニックなワインだったことが想像されます。アフターはさほど感じません。牛のヒレ肉料理ととても相性が良いと思います。奥行きはないものの全体的には非常にまとまりのある濃厚さを感じさせるワインだと思います。マルゴー特有の甘さが時間と共に後で出てきます。時間と共に味にまとまりが出てきています。非常にお手軽で高級感を感じさせるデイリーワインといったところか?14年の年月をあまり感じさせないと思います。香りと味のディスクレパンシーが面白いワインです。デカンタをしたほうが、香りが開いてよかったかな?