Chateau Clauzet 1996

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン55%、メルロー40%、プティ・ヴェルド3%、カベルネ・フラン2%

2012年5月17日抜栓。コルクにはサン・テステフとVintageの刻印がありました。液漏れなし。結構いい状態の保存です。抜栓後より杏の香りがしていました。グラスはリーデルボルドータイプを使用。色はけっこう濃いルビー。エッジはちょっと薄くなっていますが、全体的にはなかなかどうしてしっかりとした色合いです。脚はあまりねっとりとした感じはありませんでした。香りは、もうのっけからきのこ、杏の香り。その中にハーブ系の香りも見えます。スワリングすると、腐葉土の香りがどわ〜っと湧き出てきました。なかなかいい香りです。娘さんは、サンドイッチにレタスとハムとイチゴジャムが挟まっている匂い、と表現しました。完璧負けました。30分ほどで、ほんわか開いて来ました。ピノ系のラズベリーの香りが強くなってきます。味わいは、良い感じで凝縮していますが、さほど複雑さはありません。タンニンは、なんと、思った以上に結構しっかりとしています。この辺はVintageによるものなのかな〜。カベソーのニュアンスなのか鉄っぽい感じを受けます。アフタは最初ほんわかと鼻の奥に感じますが、さほど長くはありませんでしたが、開いてくるとミネラリーなアフタが感じ取れます。口当たりの良い、優しい熟成度合いと言ったところでしょうか。しかし、更に1時間くらいで全体的に細くなっていく感じがしました。ワインって難しいのね〜。
2日目は、もう枯れているかな〜と思ってグラスに注いでみましたが、何のなんの昨日よりも香りが優しくなっていて、味わいもまろやかになっていました。ジンギスカンとあわせて飲みましたがとてもよいマリアージュでした。