Corton Bressandes Tollot Beaut 1992

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セパージュ:ピノ・ノワール100%

2012年5月22日抜栓。コルクにはTollot Beaut元詰とVintageの刻印がありました。液漏れもなく状態はとても良かったです。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。色はけっこう薄いルビーから褐色。かろうじてルビーが残っている感じです。しかし、香りの方は、グラスに注いでから少し経つと木の葉、ブルーベリー、すみれの香り。酵母の香り。スワリングでミントのニュアンスが加わりました。娘さんは「食パンの白い部分をこねくり回した時に匂い」と表現。小麦の甘い香りも確かにあります。15分くらいしてカラメルの香りもします。赤みの肉の香り。若干、皮の香り。思った以上に香りはいいです。力強さがまだ残っています。グラスの脚は意外にしっかりとしたものですが、脚の数が結構少ないです。30分後、グラスからストロベリージャムをローストしたような感じの香りが溢れてきました。可憐な優しい香りですが、どことなくロースト感に時代を感じさせる香り。口に含むと、非常に伸びのある酸味をまず感じます。繊細な酸に、ベリーの果実甘味が乗っかっている感じ。タンニンはすでに全部溶けちゃっているという感じ。舌触りはさらっとしていて、するする〜っと喉の奥に流れて行きました。アフタにはほのかな甘酸っぱさがほんのりと鼻の奥に上がってきます。更に時間が経過して、味わいはとにかく甘い!上品な甘さを酸味が引き立てています。おぉ〜、これ、なかなかどうして、これ、美味しいですな〜。とても繊細ですが、果実味の豊かなワインです。2日目、若干昨日よりも酸味が出てきていますが、香りは健在。美味いには変わりありませんでした。3日目、さすがに酸味が立ってきますが、それでも意外に美味しくいただけましたよ。GC、侮るべからずってところかな。

注:なんと、このワイン、我々の結婚式の時に振舞ったワインでした。記念にとっておいたのを忘れて、開けてしまったのであった、あははは。ま、13年目の記念ってことで(たまたま開けた日も結婚式の日に近かったし)美味かったからいいや!