Les Fiefs de Lagrange 1990

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン64%、メルロー27%、プティ・ヴェルド 7%

抜栓日:2019年7月13日
インポーター:エノテカ
栓:天然コルク。深くまでソムリエナイフ刺したんですが、最後の方ちぎれてしまいました。でもなんとかコルク片入れずに抜けました
液漏れ:なし
グラス:リーデルボルドータイプを使用しました

色:中程度の色の濃さ、ガーネット。グラスの向こうは指がやや見える程度。輝きあり
エッジ:ガーネットから煉瓦色ですが、ほぼ均一です
脚:比較的高い粘性
アルコール度数:13%

香り:腐葉土、きのこ、なめし革のブーケ。いわゆる熟成香がメイン。スワリングすると、木のニュアンスや、縦方向に伸びるニュアンスの香りが感じられます。還元臭とか殆ど感じません。
なかなかきれいに熟成したボルドー左岸という感じ。時間経過でもさほど香りが落ちることなく、透明感とエレガントさが持続しています。どことなく醤油のニュアンスをどうしても感じてしまいます。変な酸化のニュアンスとかはありません。

タンニン:収斂性はなく、シルキーで上質なタンニン

味わい:酸は穏やかで、ブーケから連想されるような味わいはあります。液質に重厚感はありませんが、繊細でエレガントな味わい。しかも、燻した黒果実の甘味が口の中に広がり、そこそこ余韻が長く感じられます。なかなかきれいな熟成をした左岸のワインだとおもいます。アフタに澱によるのか、少し苦味が感じられますが、さほど気になるレベルではありません。むしろ、タンニンなのかな?これ。澱の塊はあまり瓶になかったことから、この当時の造りとしては、比較的フィルター処理が強めだったのかな?
ママちゃんは「いつも飲む自然派のワインと違って、時間を飲んでる、って感じたして美味しいね」と言っていました。