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セパージュ：カベルネ・ソーヴィニヨン 70％、メルロ 25％、カベルネ・フラン 5％
抜栓日：2022年5月7日
インポーター：エノテカ
コルクは天然コルクで、液漏れなし。状態はとても良かったです。
色合いは比較的濃い目のガーネット。エッジもしっかりと色付いています。脚は粘性を感じます。
グラスに注いだ直後から、カシス、ブラックベリーといった黒系の果実香と、杉の木、腐葉土、鉛筆の芯の香り、ほんのりとインキーなニュアンス、キノコ香、ミント、透明感のある香り、等々、フレッシュさも残りながら、熟成香もあるという、うまく成熟したボルドー左岸といった感じがします。コーヒーやカカオの要素もあり、グラスから良く熟したた黒果実の香り、柔らかい樽香、それらが複雑に混ざり合ってなんとも楽しい時間が経過していきます。
酸は健在で、タンニンはシルキーという表現が思い浮かぶほどマイルド、でもしっかりと主張して骨格を作っています。黒果実系の果実味とともに、なんともエレガントな液質で、きれいに喉の奥まで流れ込んでいく、しかも、そこそこふくよかな味わいがあって、美味いです。
こういう程よく熟成したボルドーを飲めるのはとっても幸せです。
