http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-2753.html
セパージュ:メルロ
多田ワイナリーより購入。3,780円
抜栓日:2020年5月4日
栓:DIAM1
液漏れ:なし
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用しました
色:ルビーパープル。まだパープルの要素が高いです。無濾過なのか広範は濁りが出てきました。
エッジ:均一な色合い
脚:中程度の粘性~やや弱め
アルコール度数:10%
香り:抜栓直後はやや閉じ気味で、紫果実のニュアンスや、プラムの印象。若干の緑野菜の香り。少し温度が上がると、メトキシピラジン系の要素は鳴りを潜めて、カカオやチョコの樽を思わせる香りとともに、すっとするハーブ系の香りも若干。基本さほど香り立つということはありません。エレガントな香り。欠陥臭はほぼありません。
タンニン:収斂性は強くなく、比較的熟れたタンニン
味わい:酸がとてもしっかりしていますが、力の中にも優しさを感じる酸。液質自体はさらりとしていますが、紫果実の味わいが実に優しく口の中に広がります。全体的に各要素がまとまっていて、冷涼地のメルロの酸が中心にどーんと構えていますが、その酸を優しく柔らかく果実味や旨味が包んでいるって感じですかね。印象としてもっととんがっているかと思いましたが、思いの外、丸みを帯びた味わいで旨いです。豚バラ肉とゴボウの土手鍋と合わせてみましたが、この酸が脂をきれいに流してくれます。