Makashivili Wine Cellar Rkatsiteli 2016

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セパージュ:ルカツィテリ
ワイン会にて

抜栓日:2019年11月6日
澄んだ輝きのある、薄めのアンバー。粘性は結構強めで、ねっとりとしたオイリーな外観です。
アルコール度数は12.5%
かなりドライなニュアンスの香りでドライフルーツくらいしか思い浮かびません。けっこう閉じ気味な感じ。沢庵系の発酵香がする、というメンバーもいました。
味わいも、液体の粘性は高めですが、ドライな味わいで酸は柔らかい。比較的強めの渋味がとても印象的でした。余韻は結構長く持続しています。
食事と合わせるのが難しいという意見と、けっこうなんでも合うんじゃないかという意見がでていました。

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Chateau Margaux 1992

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニョン、メルロー、プティ・ヴェルド

抜栓日:2019年11月2日
コルク:天然コルクで、50mmのしっかりとしたもの
液漏れ:なし
グラス:リーデルボルドータイプを使用しました。

色:比較的濃いめのガーネット。煉瓦色が若干見えている感じです。透明感あり、濁り殆どなし。
エッジ:縁の方はかなり薄めのレンガ色。中心部はガーネット
脚:とろ~っと流れ落ちてくる脚。中程度の粘性を感じます。
アルコール度数:12.5%

香り:熟成香がメイン。最初はやや還元的で、かつ閉じこもっていました。すこしずつ腐葉土やなめし革のニュアンスがあらわれて、きのこ香や醤油のニュアンスが感じ取れます。果実香はほとんど取れませんが、ドライフルーツのニュアンスというか、干した感じの香りがあります。時間経過で妖艶さがほんの少し現れるのはさすがグラン・クリュ。

タンニン:タンニンなのか、澱のせいなのか(澱と言ってもものすごく細かいものです)、収斂性はあまりありませんが、やや苦味を感じます。

味わい:柔らかい酸。中間から後半にかけてやや強めの苦味を感じます。ちょっと瓶を立ててしまったことによる澱の感じなのでしょうか? もしくは樽の味わいが強めに残っているのでしょうか。液質自体は上質だったことを想像させるエレガントなものですが、そこまでの厚みや濃さはなく、熟成によるこなれ感が若干すすんだかな?という感じです。

Schloss Reinhartshausen Hattenheimer Wisselbrunn Riesling Kabinett 1994

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セパージュ:リースリング100%

抜栓日:2019年11月2日
栓:天然コルク
液漏れ:多分なさそうでした。染みはありました。
グラス:やや小ぶりのチューリップタイプを使用しました。

色:結構こい黄金色のような山吹色。濁りなし。輝きあり
ディスク:やや厚めに見えます
脚:粘性は殆ど感じません
アルコール度数:9.5%

香り:軽いペトロール香。果実香はさほど感じません。やや硬めのミネラル香があります。香りとしてはピークを過ぎているのか?

味わい:とてもしっかりとした酸を感じます。そして、パイナップル缶の汁のようなニュアンス。でもそこまでねっとりとはしておらず、若干のオイリーさはありますが、ミドルボディーで、スルッと喉に流れていきます。最初から最後まで酸がしっかりと残っているため、心地よく飲み続けることができます。蜂蜜レモネードのやや薄いやつを飲んでいる感じ。

K18bAK CL 共栄堂

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セパージュ:甲州種 2/3 に MBA と巨峰が 1/3 程度ブレンド
酒屋もりけんより購入。2,052円。

抜栓日:2019年11月1日
栓:スクリューキャップ
液漏れ:なし
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングをを使用しました

色:パープルの色調を帯びたやや薄めのルビー。あまり濁りはありません。輝きあり
エッジ:パープル
脚:さほど粘性はありません
アルコール度数:10.5%

香り:最初、かなり閉じ気味であまり香りせず。若干のキャンディーぽさと還元臭がほんの少し。徐々に温度が上がってくると、ねっとりしたキャンディー香、綿あめ、すみれっぽさが現れてきました。スワリングするとちょっと金属っぽいニュアンスも感じます。甘いいちごジャムのようなニュアンスもあり。杏と言われればそんな感じもあります。とにかく和を感じて柔らかい印象がとても強い

タンニン:収斂性はぜんぜんなし。むしろ白ワインっぽく、タンニンはなしと言ってもいいかもしれません。

味わい:乳酸系の酸。綿あめが口の中に溶けていくようなそんなニュアンスもあります。最初のうちはやや硬めの液質でしたが、時間経過と、ボトルの下の液体がグラスに混ざってから、なんともジャミーで奥行き部会味わいに変身していきました。アフタに感じるほんのりとした渋みや、DDに感じられるような甲州っぽさがあります。じつにスルスルと飲めてしまう、究極のデイリーワイン。

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Beaujolais Villages Nouveau Georges Duboeuf 2013

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セパージュ:ガメイ
なぜか家にありました。

抜栓日:2019年10月29日
コルクは短めの天然コルクで、液漏れはなし。染みが1/3くらいまでありました。
グラスはリーデルのオーバチュアを使用しました。
薄めの色合いで、パープルにエッジがややガーネット系の色合い。
さほど香り立たずですが、時間が立ってくると、ほんのりとしたキャンディー香があるのがわかります。
酸はまだ健在ですが、アフタにちょっと変な苦味があります。フレッシュさはなくピークは過ぎ去っていますが、うちのママちゃんの言葉を借りると、「まだなんとかワインとして飲めるわ、これ」という感じでした。このクラスのヌーボーでも6年経って飲めるもんですね。

松原農園 ミュラー・トゥルガウ 2017

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セパージュ:ミュラー・トゥルガウ
松原農園にて購入。1800円位
 
抜栓日:2019年10月27日
栓:スクリューキャップ
液漏れ:なし
グラス:INAOテイスティンググラスを使用しました。

色:ものすごくほんの少しグリーンが入ったイエロー。濁りなし、輝きあり
ディスク:中程度の厚さ
脚:さほど粘性を感じません。
アルコール度数:11.5%

香り:ラムネ香、マスカット香。若干オイリーなニュアンスも感じますが主張するほどではありません。爽やかな印象の香り。でもリリース直後よりはフレッシュ感が抑えられ、おとなしくなったような気がします。白いお花のニュアンスも徐々に出てきます。沢庵香というか還元的要素は感じません。

味わい:酸はまだまだ健在。味わいも残糖は若干ありますが、ラムネ感もしっかりとしていて、エレガント系の味わい。厚みはさほどありませんが、食事の邪魔をしない秀悦なワインだともいます。ドイツとの飲み比べは勉強になりました。

Zwölberich Müller-Thurgau leablich 2017

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セパージュ:ミュラー・トゥルガウ
貰い物

栓:スクリューキャップ
液漏れ:わかりません
グラス:INAOテイスティンググラス

抜栓日:2019年10月27日
色:ほんの少しグリーンがかったイエロー。中程度の濃淡。気泡がグラスに結構付いていました
ディスク:やや薄め
脚:あまり粘性を感じません
アルコール度数:9.5%

香り:抜栓直後はペトロール香、オイル香が満載。かなり還元状態にあったということでしょうか? スワリングしてもペトロールっぽさがあまり抜けません。その奥にスモーキーなニュアンスを感じます。やや時間が経過すると、ものすごく軽いですがマスカット香、ラムネ香が見え隠れしてきます。さほど香りが立ってくることはありません。
時間が経過するとペトロールがだんだん消えていきました。そしてマスカット香が優位に表現されてきます。なるほど、勉強になる

味わい:炭酸がそこそこ強く感じられます。残糖が結構あります。裏エチケットには38.3g/lと記載あり。まさにラムネのタブレットのような味わいが口の中に広がり、最後にレモンのような酸味がふわっと口の中に広がります。アルコール度数も高くなく、スイスイと飲めてしまうワインです。ブラインドでこれを飲んだら、間違いなくドイツのリースリングっていいます。ただ、冷静に考えると、リースリングほど酸が強調されていません。

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手造わいんさちこ 30周年記念バージョン

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セパージュ:甲州デラウェアリースリング(自社畑)
酒食市場エポックより購入。4,000円(税抜)

抜栓日:2019年10月25日
栓:天然コルク
液漏れ:なし。1/3くらいまでシミがありました
グラス:リーデルのオーバチュアを使用しました

色:やや濃いめの山吹色。濁りなし、輝きあり
ディスク:中程度の厚み
脚:中程度の粘性を感じます
アルコール度数:13%

香り:かぼすのような柑橘系の香り。吟醸香ぽいニュアンス。スワリングするとミネラリーな要素が出てきます。和の出で立ちですが、香木っぽさもほんのりと。グレープフルーツの苦味のある香りも感じ取れます。全体的にはおとなしめの香り。やや温度が上がってくるとフォクシーフレーバーっぽさも若干感じられます。

味わい:しっかりとした酸。乳酸系の味わい。思いの外、中間層に厚みを感じます。アフタの苦味が結構強くて、特徴的。横への広がりもしっかりと感じる味わいで、楽しいです。余韻は比較的長め。この苦味は甲州からくるものなのかな?厚みはリースリングかもしれません。ブラインドで飲んだらヴィオニエって言っちゃうかもしれません。品質的にはとてもレベルの高いワインだと思います。

Cocca di Casa Montepulciano D’Abruzzo Fontefico 2015

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セパージュ:モンテプルチャーノ
Vino Hayashiのイタリア土着品種研究会の教材。5,000円

抜栓日:2019年10月21日
インポータ:Vino Hayashi
栓:天然コルク。Fonteficoの刻印あり
液漏れ:なし
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用しました

色:結構濃い目のルビーパープル。グラスの向こう側の指は見えません。濁りなし、輝きあり
エッジ:しっかりと色づいています
脚:結構な粘性を感じます

香り:最初、けっこう青野菜系の香りが感じられます。ブラックベリーアメリカチェリー、プルーン。ほのかな樽香、チョコ。カシスのような熟れた紫色の果実の香り。解説にはオレガノと書いてあったので、オレガノの香りを嗅いでからワインを嗅いでみましたが、なるほどたしかにそういうニュアンスありますね。樹脂っぽさも感じます。

タンニン:けっこう若めのしっかりとしたタンニン

味わい:酸はしっかりしていて、味わいは紫果実の濃厚な味わい。いかにもイタリアワインという感じがします。アフタの苦味はしっかりと感じ取れます。かなりしっかりとした味わいで、いまだ若々しい。さらに熟成させると面白いと思います。

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Delaware Kumamoto Wine

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セパージュ:デラウェア100%
熊本ワインより購入。
 
抜栓日:2019年10月20日
栓:スクリューキャップ
液漏れ:なし
グラス:リーデルのオーバチュアを使用しました

色:透明感のある澄んだイエロー。さほど濃い色合いではありません。
ディスク:やや厚め
脚:中程度の粘性

香り:やや冷えた状態で抜栓すると、心地よい柑橘系の香りが主体となっています。温度が上がってくると、ややねっとりとしたニュアンスの甘露煮っぽい香りが出てきます。ラブルスカ特有と思われるフォクシーフレーバーも温度が上がると感じられますが、冷やした状態では殆ど感じません。ヨーグルトに蜂蜜をかけた感じの香りも感じられます

味わい:酸がとてもしっかりしています。基本ドライな味わいですが、甘味がほのかに感じられ、アフタにオレンジの粒を口の中で潰したようなニュアンスを感じます。とても爽やかで、きれいな味わい。ほどほどに厚みもあります。マグロ、サーモン、エビのネタで酢飯での海鮮丼と合わせましたが、海鮮は生臭くなるどころか、とてもいいマリアージュでした。タラコともけっこうバッティングせず飲めました。やるな、デラウェア