Chateau Pavie 1993

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セパージュ:メルロー種70% カベルネ・フラン種20% カベルネ・ソーヴィニヨン種10%
LIQUOR WORLDにてオークションで購入。7900円。

2010年3月27日抜栓。 コルクにはVintageとシャトー名が刻印されています。グラスはリーデルボルドータイプを使用。色はとても澄んでいるガーネット。エッジはやや薄いものの全体的に濃い色です。しかし、とても深く澄んでいます。透明感もすばらしい。脚もしっかりとしたものです。香りは、ラズベリーアプリコット系のやや甘酸っぱい感じの香り。スワリングにより若干ミントの印象が見え隠れ、バニラ香が出現します。ずっと香りを見ていたい気持ちにさせてくれます。ちょっとの間、スワリングしたりそのままにしたりして時間をおいてみましたが、この香りの印象は特に変わらず。娘さんは梅のしょっぱい匂いと言っていました。たしかにそんな印象もあります。ママちゃんは、最初の香りで、「おっ、この香りは好きよ」と言っていました。口に含むとベリー系、杏系の味が口の中に広がります。タンニンはほとんどよくわかりませんが、のどごしが爽やかですぅ〜っと通っていきます。その後のアフターは決して長いものではありませんが、それなりに感じます。年代として17年間立っているのがわかる気がします。時間が立ってくると、いままでの味の印象に、ややぴりぴりする感じが加わります。印象としてはやや軽めですが、いろいろな要素が複雑に絡み合った良いワインの感じがします。ママちゃんは「これは飲みやすいわ。おいしい〜」と言っていました。Parker Pointはとっても低いVintageですが、これはこれで非常に飲みやすく、それでいて決して軽いだけの飲みやすいワインというワケでなく、いろいろな要素が複雑に絡み合っている、さすがGrand Cruのシャトーだな、と思わせるワインです。
2日目は、ちょっと全体的に抜けてしまったという印象でした。これは1日目が全開で良かったと思います。