Bourgogne Domaine Michel Gaunoux 2003

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セパージュ:ピノ・ノアール 100%
札幌東急より購入。3800円。

2010年9月26日抜栓。コルクにはドメイン元詰の刻印だけがあります。ドメイン名やVintageは刻印されていません。比較的しっかりとしたコルクです。下1/5くらいまで染みていましたが、それ以上はなし。液漏れはなし。コルクの底についた色は薄いです。やや温度が低い状態でサーブ。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。最初、グラスに注いたときにはさほど香りは上がりませんでした。脚はさほどでもありません。アルコール度数は12度とラベルに記入されていました。色は、ややボケた感じのガーネット色。比較的濃い色ですが、十分向こう側は見えます。そこそこ7年の時を感じさせる色。あと3年くらいするとルビーになってくるでしょう。とても綺麗な色です。香りは、ラズベリー、きのこ、やや酸味を感じる香り。娘さんは梅干の匂いと言っていました。これは結構当たっている香りだと思います。その後、時間と共に香りは強くなってきます。その中に、腐葉土のニュアンスが強くはありませんが出てきます。結構繊細で、ずっと嗅いでいたい香りの部類です。スワリングによってこれらの香りが全体的に強くなります。徐々にバニラ香のような甘い香りも出てきます。スパイシーなニュアンスも混ざり、とても複雑です。葡萄はポマールの葡萄ということでこの辺が複雑さを出している原因なのでしょうか。口にふくむと、最初、ちょっとだけ酸味が前に出てきますが、とても果実味に溢れ、ラズベリー系の味が口の中に広がります。その後、ブルーベリー、ストロベリーの甘さがドカーンと出てきます。アフターは強いというわけではありませんが、きちんと鼻の奥に上がってきて心地良さを演出しています。本当にピノ・ノアールの良さが出ている美味しいワインです。さらに時間が立ってくると、香り立つというところまではいきませんが、とてもよい果実味、ベリー系、樽香がグラスから沸き上がってきます。この日は、ポン酢と鶏肉の水炊き(水菜、もやし、豆腐)と合わせましたが、ポン酢の酸味が、ワインの酸味と調和し、ベリーの甘さがとても全面に出てきてめちゃくちゃ相性が良いです。最後のオジヤでもとてもワインとの相性はいいです。デイリーとするには値段が高いと思いますが、とても飲みやすい、そして美味しいワイン、とても良いワインです。