Les Fiefs de Lagrange 1996

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン66%、メルロ27%、プティ・ヴェルド7%

2012年6月22日抜栓。コルクにはワイン名、Vintageが刻印されています。質のいいコルク。液漏れなし。グラスはリーデルボルドータイプを使用しました。色は結構深いガーネット。エッジもまだまだしっかりとしています。脚は細い涙がゆっくりと落ちてくる感じです。香りはカシス、アメリカンチェリー、草の香り、若干、黒インクのニュアンス。ミント系のハーブの爽やかさ。スワリングしても香りの印象は変わらずでした。程よい熟成感も感じますが、香りに伸びがあって緑野菜の感じも残っていて、フレッシュさがまだまだあります。とてもいい香り。時間が立ってくると葉巻を想像させるようなスモーキな感じが出てきました。口に含むと、最初しっかりとしたタンニンを感じますが、このタンニンがこれまた非常にシルキーで、けっして渋みを感じさせません。そして、これまたしっかりとした酸味があります。果実味とインキーなニュアンスがからみ合って、の見応え充分な感じ。ややスモーキーなニュアンスも出てきます。アフタもそこそこあって、ボルドーを堪能しているな〜という印象です。ワインだけで十分楽しめます。2時間くらいするとやや酸味が前面に出てきましたが、味わいは、なかなか密度が詰まっていて飲み飽きしません。
2日目、香りに、杉、バニラの香りの要素が混ざっています。昨日よりも力強い香りです。味わいは昨日とほぼ変わらず、というか昨日よりも力強くなっています。1日目には、抜栓の時には娘さんはもう寝ていたので、2日目に香りを見てもらいましたが、「キャベツの匂い、コーヒーにミルクをたっぷり入れた匂い」と言っておりました。