Nuits Saint Georges Premier Cru cuvee jeunes vignes du los des forets st georges de L’Arlot 1999

http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-783.html

セパージュ:ピノ・ノワール100%

かわばた酒店より購入。7200円。
2012年6月24日抜栓。コルクは3/5位染みていましたが吹いた様子はありませんでした。コルクの瓶側はとても綺麗な状態でした。コルクにはワイン名、Vintageが刻印されています。ブショネ(-)。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。色は、比較的薄いガーネット。とても透明感のあるつややかな色合いです。グラスに注いでみると、最初はそんなに香り強くありません。すっと通るようなハーブ系の香りと、土の香り。きのこ、微かなブラックベリーの香りがします。ドシンとした重さを感じます。しかし、全体的には内向的な、還元的な感じです。娘さんは、えのき茸の匂い、焼肉のたれの匂い、チョコのお菓子の匂いと表現していました。1時間ほど経過すると、香りが開いてきて、先ほど言っていた内向的な香りはなりを潜め、スミレ、バラのような花の香り、ラズベリーの優しい香りがドンドンとしてきます。いちごジャムの香りもします。ほんとに優しい香り。しかも最初の土の香りは残っているんです。この段階では娘さんは、目にツーンと来る匂い、安い香水の匂いと言っていました。グラスの脚はそんなに粘調度は高くありません。味わいは、抜栓直後は、かなり酸が全面に出ていました。タンニンは程よく溶け込んでいますが、ちょっと酸が強いな〜という印象でした。しかし、1時間後、味わいは劇的に変化。酸は効いていますが主張することなく、でも良い感じでアクセントを残し、しかもニュイ・サン・ジョルジュの土っぽいというか田舎臭いというか、そんなどんより感が出てきて、その中にジャミーな、ベリーな甘みがぽっ、ぽっと現れるという、実に複雑で、しかも軽やかな味わいです。アフタには程よいミネラル感を感じるし、こんな味わいは、ほんと気持ちを優しくしてくれますね〜。最初は、こんなもん?という感じでしたが、これは時間をかけて楽しむワイン!いいな〜ラルロ。