Vosne Romanee 1er Cru Clos Des Reas Domaine Michel Gros 2007

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セパージュ:ピノ・ノワール100%

LIQUOR WORLDよりオークションで落札。5800円。
2012年10月26日抜栓。コルクにはワイン名、ドメイン名、Vintageがちゃんと刻印されています。開け口には星印が書いてあって中心がわかりやすくなっています。液漏れなし。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。色はルビーのちょっとダークな感じ。'07にしては結構抽出されているな〜という印象です。エッジもしっかりとしています。なんとも言えず色合いに重さを感じます。グラスの脚は比較的粘稠度の高そうな感じ。最初グラスに注いでから、15分くらいで香りがふわっと広がって来ました。最初から大地の香りです。ダークチェリー、ハーブ、リキュール、腐葉土、そんなニュアンスの香りが入り交じっていますが、全体にとてもよく調和した香り。お香のちょっと甘い香りもします。ホワイトペッパーかな?スパイシーなニュアンスもあります。香り自体はとてもピュアでいい香りだ。スワリングでちょっとばかりみずみずしい香りが混ざってきます。娘さんは「茄子の匂い、いちじくの匂い」と表現してくれました。なるほど。口に含むと、最初の一口目は、とても繊細な酸を舌に感じたあと、しずかに喉まで流れて行きました。次にエアレーションしてみると、酸は非常に綺麗にのびて、果実味がふわっとひろがり、そのあとのミネラル感はとても気持ちのいいものです。タンニンはアクセントにはなっていますが、歯茎を使って感じようとしてもさほど強いタンニンを感じません。このクラスのワインはほんとに味わいもピュアで、雑味がない。1時間くらいで味わいにやや力強さが加わって来ました。しかも出汁がとってもでている、って感じです。こういうタイプのワインは、ぜんぜんワイン単独でOK。とても楽しめる。時間がたってもきれいな酸が衰えず、びしっ!と線を引いている感じです。その中にほのかなベリーの甘味がちらっ、ちらっと見え隠れするというなんともエロちっくな感じのワイン。ミシェル・グロ、巷の噂通りですな〜。見なおしてしまいました。と、同時にワインの保存や温度管理などかなり大切なんだな〜と思います。