Chateau Duhart Milon 1993

http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-817.html

セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン65%、メルロー30%、カベルネ・フラン5%

ファインワインクラブより購入。8000円。(セールで半額だった)
2012年10月27日抜栓。コルクにはシャトー名、Vintageが刻印されていました。半分くらい一部で染みていたかな?液漏れなし。グラスはリーデルボルドータイプを使用しました。二杯分グラスに注いでから、デカンタしています。色は濃い目のガーネット。深みのあるいい色合いです。エッジも意外としっかりとしています。脚は中等度の粘調度。香りは最初、さほど香ってきません。深紫色の感じがします。チェリー、ブラックベリー、ほんのりカシスの香り。スワリングすると杉の木の香りが混ざってきます。娘さんは開口一番「暖かい感じで、印刷用紙の匂い」と言い切りました。はいはい、インキーな要素ありますね。いつもご指導有難うございます。口に含むと、おぉ、思った以上の酸味を最初に感じました。しかし二口目には、酸味よりもカシスの味わいがぶわぁ〜っと口に広がります。タンニンはシルキーですが若干ギスギスした感じがします。アフターに少しのミネラルとインクのニュアンスがあります。全体的には軽い味わい。少し経つと、後口にやや鉄っぽい感じが残ってきます。自家製のハンバーグと合わせました(うちのハンバーグ、ブランデーをどば〜っといれるんですが)が、これがとってもいいマリアージュで、Vintageのためなのか、力強さにかけるワインのような感じですが、食事と合わすことでとても食事を引き立ててくれる、そんなワインだと思います。当たり年のものだとワイン単独で楽しめるかな?さらに、雪印のプロセスチーズを味のりで巻いた奴(最近のお気に入り)との相性も意外と良い感じでした。また、賞味期限ぎりぎりの、ちょっとばかりアンモニア臭のするピエダングローとの相性もいいですな〜。しかし、「'93は、ろくなのにあたったことがない」と教えられ、そんなもんかな?と思い購入してみましたが、たしかに、「おおおぉぉぉ〜」という感動はなく、ミドルボディーで食事にあわせて飲むほうがよいワインだな〜と思いました。