Spatburgunder Friedrich Becker 2010

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セパージュ:シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール
 
河井商店より購入。3000円。
抜栓日:2013年11月6日
コルク:コルク長51mm。フリードリッヒ・ベッカーとトレードマークの刻印。
液漏れ:染み若干あり。液漏れなし。
グラス:リーデルブルゴーニュタイプを使用。
 
色:薄い色合いのガーネット。ちょっとボテッとした色合い。
エッジ:縁が薄い色合いになっていてグラデーションがかかっています。オレンジの要素はありません。
脚:そんなに粘調ではありません
 
香り:最初、たまご臭(硫黄臭)あり。どことなく土っぽいニュアンス、マッシュルームの香り。ほんのりとベリー系の香り。そのあと、若干のセメダイン、セルロイドの感じがありました。しかし、1時間30分くらいで、かなり開いてきて木苺の香り、かなりジャミーな香りがしてきます。この段階でスワリングすると、まだ硫黄臭がでてきますが、とくに気になるほどではありません。で、それが落ち着くと、果実香の豊富な、なかなか芳醇な香りになってきました。あら〜、これなかなかすごいですよ。
 
タンニン:なかなか上質な、でもまだフレッシュなタンニンがあります。
 
味:最初、あまり深みもなく、するっとのどに流れて行きましたが、それでも、しっかりとした酸と、味わいにもじゃっかんセルロイド系のニュアンスを感じ、プラスチック系の甘さがありました。後口に、素朴なミネラルを感じます。そして、独特な甘さ、甘草っぽいイメージがあり、イチゴの飴をなめているような味わいも感じます。1時間30分くらいしてくると、伸びやかな酸があらわれ、そこにとってもジャミーな味わいを感じます。この酸は、まさに梅的な感じです。これで3,000円はとってもコスパいいんじゃないですかね。びっくり。いい勉強をさせていただきました。

イメージ的に、抜栓後翌日が最もいいんじゃないかと思います。しかし、明日は所用で飲むことができないので、明後日に飲んでみます。
3日目、ほぼ変わることなく(若干酸が際立ったか?)、美味しくいただけました。