Clos Vougeot Musigni Grand Cru Domaine Gros Frere et Soeur 1999

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セパージュ:ピノ・ノワール100%
土浦鈴木屋より購入。14,000円。
 
抜栓日:2014年12月31日
インポーター:土浦鈴木屋
コルク:ワイン名、Vintageが刻印。49mm
液漏れ:染みほとんどなし、液漏れなし。
グラス:リーデルブルゴーニュタイプを使用しました。
 
色:濃い目のガーネット。輝きはさほど感じません。15年の時を感じさせる色ですが、結構濃くて、色出してるな〜という感じ。
エッジ:エッジまでしっかりと色づいています。これで15年?という印象。
脚:けっこうな粘調度を感じます。グリセリン濃度高そう!
 
香り:のっけから、キノコ、腐葉土系の熟成香がプンプンでした。最初は仄かなバニラ系の樽香でしたが、時間とともにグラスから鼻を離すと、樽香がドカンドカンと感じられます。小一時間で、やや干したイメージのベリーの香りがしてきます。途中、結構カカオのローストしたニュアンスの香りやビターチョコの香りもしてきました。スワリングすると、グスベリや、ちょっと血液っぽい鉄のニュアンスのする香りが現れてきます。思いの外、まだまだ果実香がしっかりと感じられます。これ、あと5〜10年は大丈夫そうな感じだなぁ〜
 
タンニン:渋さとしてはさほどキツくありませんが、タンニンの質としては、けっこうパワフルな部類に入るかと思います。なかなかしっかりとしたタンニン。
 
味わい:ファーストインプレッションとして、味わいが力強い!ややローストした感じで、濃ゆい味わいです。酸が円やかで、樽に由来すると感じられるタンニンと甘味がけっこうします。ミネラルもしっかりとあります。意外と目が詰まっている味わいで、アフタも結構長く感じられます。かなり樽しっかりと効いていて、アフタに樽由来のロースト感がしっかりと見受けられます。けっこうなビター感がでています。全体的にどっしりとしたワイン。なかなか美味いです!
1時間30分ほど経過して、こんどはカラメル感がでてきて、酸が急に主張するようになってきました。

2日目、香りはけっこう大丈夫でびっくり。カカオや、樽香が強く出ています。味わいはちょっと酸化のニュアンス出ているような感じで、奥の方に若干イソジンちっくなニュアンスをほのかに感じます。もしかするとちょっと熱が入っていたのかもしれません。昨日はあまり感じなかったけどな〜。不快な感じはしないので全然大丈夫なのですが、ずっしりとした味わいのするワイン、という感じです。はたして5年後どうなっているのか?!