Beaune Aigrots Louis Jadot 1999

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セパージュ:ピノ・ノワール100%
ゆはらよりオークションで2本落札。4,000円
 
抜栓日:2015年5月22日
インポーター:オルヴォー
コルク:ネゴシアン名、ワイン名、Vintageが刻印されていました。48mm
液漏れ:なし。染みも殆どなし。とてもいい状態です。
グラス:リーデルブルゴーニュタイプを使用しました。
 
色合い:比較的濃い目のガーネット。艶やか。さほど輝きは感じませんでした。
エッジ:ほんの少し薄くなっている感じ。色のトーンは中心部とそんなに代わりません。
脚:中等度の粘調度。アルコール度数13.5%
 
香り:グラスに注いだ直後はやや閉じ気味でしたが、2つめのグラスに注いだほうは、全然大丈夫で、ほんのすこし酸化のニュアンスを感じましたが、ベリー系の香りと共に、土の香りがあってどっしりとした印象。茸の香り、腐葉土のニュアンスを感じ、程よい熟成がわかります。しかし、果実味も結構しっかりとしていて、ベリーの香りのほか、ほろ甘いいちじくっぽい香りを感じます。時間とともに、リコリス、アールグレーの香り。娘さんは最初、ポン酢の匂いと表現し、その後にビーフシチューの匂い、と言っていました。あぁ〜、肉っぽいニュアンスあるな〜。
 
タンニン:渋味としてはほとんどわかりませんが、質の良い、シルキーなタンニンが健全です。
 
味わい:酸がとてものびやかで、そのなかにベリー系の優しい甘味があって、のどごしがとても素直に感じます。ピュアな感じと、どっしりとしたニュアンスがうまい具合に融合している感じ。そこに、タンニンと混じり合い紅茶のニュアンスがしっかりとでています。そこそこ複雑な印象もありますが、全体的なまとまりがよくて、力強さもほどよくあり、きっとこのへんがボーヌなんじゃないかな~と思いました。この手のワインは、どんどん飲まさってしまうので危険だと思います。