Fontefico la canaglia Abruzzo Pecorino Superiore 2017

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セパージュ:ペコリーノ 100%
Vino Hayashiのイタリア土着品種研究会の教材。4,000円(税抜)

抜栓日:2020年6月22日
インポーター:Vino Hayashi
栓:天然コルク
液漏れ:なし
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用しました

色:程よく色づくイエロー。濁りなし、輝きあり
ディスク:厚め
脚:中程度~やや高めの粘性
アルコール度数:14%

香り:抜栓直後、瓶の香りを嗅いだ娘さんは開口一番「ゆで卵の匂いがする!」とSO2もしくは還元臭を指摘していました。自分にはよくわかりませんでした。グラスに注ぐと、レモングラス系のハーブ香、白胡椒的なスパイス香、すだちのような柑橘香を感じます。レモンの皮を連想させるようなニュアンスもあり。和梨のミネラル感も感じました。教本には、「よく熟したグレープフルーツ、レモン、洋梨、そしてかぼすのような印象も。さらにミント、セージなどのハーブの香りが特徴的で、さわやかさを感じる。少し石灰のようなミネラルの香りもある」とありました。

味わい:しっかりとした酸を最初に感じましたが、時間経過とともに、ちょっとピーキーだった酸が程よく熟れていきました。アルコール度数から来るのか甘味がすこし強めに感じます。液質の厚みがけっこうあってボリューミーな味わい。フレッシュ感もあって、レモンの爽やかさを感じます。中盤からアフタにかけての苦味がとても特徴出来です。しっかりとした味わいながら酸のおかげで重たくはなくて、ついつい飲んでしまうワイン。教本には「口に含むとボリュームのある果実味とみずみずしい酸が大きく広がり、そのバランスは申し分なく、後半は厚みのある酸と苦味が味わいを引き締める。清涼感が心地よい」とありました。鶏の唐揚げと合わせてみましたが、からあげの脂感、ちょうど唐揚げにレモンをかけたようなイメージになって殊の外いいマリアージュでした。
教本にはタチウオや鮎の塩焼きなど、和の魚料理と合わせてみたい」と書いてありました。

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