Chablis Domaine Vincent Dauvissat 2015

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セパージュ:シャルドネ
ワインの店いとうより購入。5,000円(税抜)

抜栓日:2020年8月28日
インポーター:ラックコーポレーション
栓:天然コルク
液漏れ:不明。キャップシールは回りませんでした。
グラス:リーデルブルゴーニュタイプを使用しました

色:やや色づく山吹色。輝きあり、濁りなし
ディスク:中程度~やや厚め
脚:中程度の粘性
アルコール度数:13%

香り:結構低い温度で抜栓。でも、白い花系、パッションフルーツ、樽香がしっかり感じられる香り。パワーを予感させる香りです。徐々に、柑橘系、シトラス、パイナップル缶のニュアンスが出てきます。そして、少し温度が上がると、石灰質のミネラリーな要素が感じられます。いわゆる火打ち石的な医師のニュアンスもしっかりとありますが、その横に熟成から来るのか、チラリちらりと蜂蜜香が現れるのが楽しい。そして、海を感じる塩味を連想させる要素があります。

味わい:いまだフレッシュ感が残る酸と、けっこうなパイナップル味のニュアンス。冷やして飲んでも、厚みがありつつも、硬質な要素もあり、その奥にこなれた蜜感が存在するという、なんとも複雑な味わい。そして特徴はアフタまで続く、苦味とも違ったレモンの外皮の白い綿のようなニュアンス。そして感じられるのは石灰質の溶け出したようなミネラル感。実に密に詰まった中にもエレガントさや、ミネラル感がしっかりと出ていて、熟成による円熟感も感じられるワイン。食事との相性は守備範囲広そうだけど、ワイン単独で飲んでも十二分に楽しめる。うまい!