セパージュ:メルロ
多田農園より購入。3,200円(税抜)
抜栓日:2020年9月5日
栓:DIAM5
液漏れ:なし
グラス:シェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用しました
色:薄めのオレンジ、というか、サーモンピングというか、白と言うにはけっこう色付いています。濁りなし、輝きあり
ディスク:やや薄め
脚:さらっとした粘性
アルコール度数:12%
香り:最初、ややオイリーなニュアンスとともに、熟した梨、いちじく、香木のニュアンス。アロマティックではありません。そしてミネラリーなニュアンス、石っぽさも感じられます。はちみつ梅やのし梅の香り。スワリングすると、若干の白胡椒的なスパイシーさも感じることができます。樽香も若干あるのかな?(樽使ってたっけな?)
味わい:酸はしっかりとしていますが、それほど尖った感じはなく、リンゴと乳酸が半々という感じ。一口目、思いの外味わいに厚みがあって、でもネットリ感はなく、液質はさらりとしているというパラドックス。基本ドライですが、とてもチャーミングなベリーの味わいが口の中に広がります。そして、特徴的なのがタンニンというか渋味。薄い赤ワイン的な渋さが心地よさを演出しています。このへんがメルロによるものなんでしょうね。うちのママちゃんは「この渋さは、ブドウの種をかじったときに感じる渋さね」と表現していました。おそるべし!
軽い飲み口かと思いきや、意外と厚みのある味わいで、大人の渋さをもった、楽しいワイン。