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セパージュ：シラー
MARUYAMAYAより抱合せにて購入。5,000円。
抜栓日：2021年5月29日
購入後4年くらい寝かせていました。本当はワインラバーと飲もうと思っていましたが、ついに開けてしまいました（笑）
シェフ＆ソムリエ・ユニバーサルテイスティングを使用しました。
やや薄めの色合いのガーネット。濁った感じはありません。粘性は中程度。Alc 11.2%
抜栓直後、やや還元臭を感じましたが、その後すぐに消えていきました。ナチュール系のルージュによく感じる、野性味を感じる香り。ともすればブレッドのようなニュアンス（自分はそのように感じますが、うちのママちゃんは全然気にならないと言っていました）。紫果実、茶色の木の実の香り。程よいスパイシー香。この線を過ぎると豆臭になるんだろうな～というニュアンスの香り。醤油などの発酵香と、すみれ香。思った以上に華やかなニュアンスです
酸はしっかりとしていて、でも優しい酸。とても優しくチャーミングな果実味がふわっと口の中に広がり、柔らかい果実甘味がとても印象的です。濃厚さはなくミディアム・ボディーの味わいは、地味深く、体に染み入る味わい。いわゆるナチュールワインとして、とても上手に造られているなぁ～と思います。中盤からアフタにかけて感じられる小梅のような味わいがアクセントになっています。タンニンはやさしく、収斂性はありません。このへんも含め、ブラインドだと自分の力ではシラーという品種には到底たどり着きません。色んな意味で（深い意味はありませんが）どうなんだろう、と思っていたワインですが、素直に美味しいと思える良質なナチュールだと思いました。うなぎと合わせてみましたが、ベストマッチとはいかないものの、どちらも邪魔することなく美味しくいただけました。
