20190821 第46回 ABC定例会 テーマは4,000円以下のアルザス白品種 @ ブレリアス

昨日はABC定例会でした。回を重ねること46回となります。
テーマは4,000円以下のアルザス白品種。アルザスの白品種といえば、リースリング、ミュスカ、ピノ・ブラン、ピノ・グリ、オーセロワ、シャスラ、シルヴァーナなどなどあります。今回のテーマはこれらの品種を使ったワインで、国は問わないという内容でした。
若干1名に、この内容がうまく伝わっていなかったようですが、ラインナップはなかなかおもしろく、やっぱり5本中3本がアルザスのワインでした。
品種は4つがリースリングで、逆にリースリングの勉強会も兼ねた感じです。

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あーでもない、こーでもないと話はつきません。

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飲んだワインはこちら
左から
Empreinte Pinot Noir Cathrine Riss 2013
Zellberg l'hemigate Riesling Juilen Meyer 2015
Clouds Riesling Scary Gully Vineyard Gentlefork 2018
Riesling Asuka Nakamura Wine Kobo NV
Alsace Riesling Domaine Zind Humbrecht 2016

また、ABCとは別に、メンバーさんの一人が持参された、シャトレーヴのピノも堪能しました。

またよろしくお願いします。

Empreinte Pinot Noir Cathrine Riss 2013

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セパージュ:ピノ・ノワール
ワイン会にて

抜栓日:2019年8月21日
テーマが上手く伝わっていなかったようで、参考出品となりました(笑)
淡いルビーで、最初還元臭を感じましたが、ほどなくなくなりました。グスベリやラズベリーの香り。やや野性的。スパイス感もほんのり。結構ドライな印象で、酸はまあまあ強め。タンニンは収斂性は殆ど感じない優しいものです。味わいがとにかくドライで、テーマから考えるとアルザスピノなんでしょうが、サンソーとかプールサールとか、そういう品種を連想しました。アルザスの女性が醸造する自然派ワイン。


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Zellberg l'hemigate Riesling Juilen Meyer 2015

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セパージュ:リースリング
ワイン会にて

抜栓日:2019年8月21日
輝きのある澄んだイエロー。やや濃い目の色合い。粘性はさほど高くない感じ。
白い花を連想させる香り。香りの密度が結構ある感じです。スワリングするとペトロール香が感じられます。味わいはドライで、酸はしっかりとしています。ネガティブな要素は感じません。余韻はやや長め。液質に厚みがあります。ぶどう品種はリースリングと予想。厚みはなにかアッサンブラージュされているのか?と思いましたが、造り手の個性なんだと思います。美味しい

Clouds Riesling Scary Gully Vineyard Gentlefork 2018

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セパージュ:リースリング
ワイン会にて

抜栓日:2019年8月21日
輝きのある澄んだイエロー。色合いは普通。粘性は中程度。白い花、レモン。ほのかなペトロールを感じますが、ほどなくわからなくなりました。かなりエレガントな装いで、ネガティブな要素は感じられません。酸もしっかりとしていて、味わいはドライ。透明感のある味わい。品種はリースリングと思いましたが、オーストラリア、しかもジェントルフォークが造っているやつですか。美味しい

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Riesling Asuka Nakamura Wine Kobo NV

http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-2529.html
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セパージュ:リースリング
ワイン会にて

抜栓日:2019年8月21日
自分の持ち込みです
濁りのあるイエロー。微発泡というより、ペティアン級の発泡。コルク開けるときにコルクが浮いていたので一抹の不安がありましたが、この発泡のせいでした。
結構なペトロールあり、酸がしっかりしていて、発泡しているので、けっこうの勝ります。ほんのりとした残糖もアクセントに。さすがにこれ自分のだとわかりましたが、こんなに発泡しているとは思いませんでした。仲村さん、しっかり造ってるな~。

Riesling Turckheim Domaine Zind Humbrecht 2016

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セパージュ:リースリング
ワイン会にて

抜栓日:2019年8月21日
輝きのある澄んだイエロー。濃淡は普通。粘性は中程度。やや温度が高めでの試飲でした。シトラスの香り、バラの香りを最初に感じました。やや甘めの味わいで酸は比較的易しめ。甘さ、バラの香りに引っ張られて、また、ペトロールは感じませんでしたし、ぶどう品種はゲヴェルツトラミネールを予想。ライチ感は全然なしでした。
答えはリースリング。なるほど、勉強になりました。2,000円台ととてもコスパのいいワインで、評価高かったです。

Bourgogne Pinot Noir Chantereves 2017

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セパージュ:ピノ・ノワール
ワイン会にて

抜栓日:2019年8月20日(飲んだのは抜栓後1日目の8月21日)
中程度の色合いのルビーで、ステムっぽいニュアンス。ラズベリー系の香り、赤い実のニュアンスがしっかりと出ていて、酸はちょっと穏やかなものの、輝きのある液質で、とても美味しいブルピノでした。やっぱり評判には実力が伴うものなんですね。勉強になりました。

Sparkling Atsu Kyoho Rose Dry 2017

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セパージュ:巨峰
熊本ワインより購入。2,300円

抜栓日:2019年8月15日
栓:王冠
液漏れ:なし
グラス:リーデルのオーバチュアを使用しました。

色:サーモンピンク
泡:弱発泡性
アルコール度数:12%

香り:結構冷やしてみました。最初は香り立たず。やや酵母香、ものすごく若干の沢庵臭がありました。温度が上がると、まさに巨峰のぶどうの香りが、グラスからやや花を遠くすると香ってきます。

味わい:すごくドライに造られています。温度が上がると流石にぶどうのジュースのようです。きっちりと冷やして飲むほうがいいかな? 娘さんは一口目「うまっ!」と言っていました。酸がほどよく、ラブルスカ的ワインですが、比較的食事に合わせやすいのではと思います。あまり何も考えずにごくごくっと飲むワインだと思います。無印良品のバターチキンカレーと合わせてみましたが、殊の外いいマリアージュでした。

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Verdicchio Dei Castelli di Jesi Classico Buca della Marcona Tenuta San Marcello 2017

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セパージュ:ヴェルディッキオ
Vino Hayashiのイタリア土着品種研究会の教材。3,800円(税別)

抜栓日:2019年8月13日
インポーター:Vino Hayashi
コルク:合成コルクかな?
液漏れ:なし
グラス:小ぶりのチューリップタイプを使用しました

色:結構濃い目の山吹色。輝きあり、濁りなし。
ディスク:やや厚め
脚:やや高めの粘性
アルコール度数:13%

香り:金柑とか、熟した果実のニュアンス。オレンジの皮の香り。蕎麦の蜂蜜のようなちょっと濃い感じの蜜香。液体の濃さを思わせるようなニュアンスがあって、厚みのある香りです。どっしりとした、ちょっと野暮ったい香りの印象。グリを思わせるような渋み、この辺がアーモンドなのかな? そんなニュアンスもあります。ブラインドだと甲州なんかをちょっと連想させるような感じです。けっこうな塩っぽさ(ミネラルか)もあります。

味わい:口に入れた瞬間に、厚みのある味わいに圧倒されます。蜂蜜感が感じられますが、甘味はそこまで強くない。中盤から後半にかけての渋みがとっても特徴的です。酸はしっかりとしていて、最後まであとを引きます。酵母感が感じられます。ママちゃんは「このワインは好きな味。美味しいわ」と言っていました。娘さんは「ん~、ちょっと苦手なワインだ」と。
温度が上がってくると塩気を感じました。

Vintage違い(2016年)は、こちら

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20190812 山崎ワイナリー 夏のシリーズ ショップ限定ワインを買いに

今日は、振替休日なので、北竜町にひまわりを見に行ったり、新十津川でピザを食べたり、砂川市でアイスに舌鼓を打ったりしながら、午後に山崎ワイナリーに訪問しました。
8月10日より、2019年夏シリーズのワインがリリースされました。
いつものように、ショップ限定販売のワインもあるため、当然購入に伺わなければなりません。

ショップに到着してふと見ると、山崎ワイナリーの栽培責任者である山崎太地さんのお姿を見かけました。
ラッキです!
ちょっとばかりお時間を拝借してお話を伺いました。

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ここの畑はとてもよく手入れされているので、こうやって写真を撮るとまるでヨーロッパのブドウ畑のように感じます。

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ショップ前のぶどう畑、拡張中でした。

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ちょうど草刈り中の山崎太地さん

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どんどん近づいてきます。

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ピノ・ノワールの樹と果房
一部ヴェレゾンが始まったようです。通年よりも2週間位早いと言っていました。

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シャルドネの果房
この房の状態なんかの話も聞かせていただきました。
とても勉強になりました。

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今回購入したワインはこちらです。
Sauvignon Blanc Forest 2018
かなりいい出来のSBだと、太地さん絶賛。各方面から引き手数多だそうです。
楽しみ!


今度はもう少し時間を再訪問したいと思います。そして、今年も収穫の時期にも訪れたいです。