Chateau Haut Gardere 2003

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン60%、メルロー40%

2010年4月3日抜栓。コルク上部にはちょっとカビがついていたが、拭くことによって綺麗になりました。抜栓後、コルク自体に問題はなし。コルクにはVintageとシャトー名が刻印されていました。コルクの匂いをかぐと、娘さんは薄いね、と言っていました。抜栓後は特に瓶から香りを感じることはありません。グラスはリーデルボルドータイプのものを使用。グラスに注ぐと、結構濃いガーネット色。フレッシュさがにじみ出ています。エッジはしっかりとしていますが、さほど脚ははっきりとはしていません。最初は、ちょっととっつきにくい、カシス、ブラックベリー、ビターなチョコレート系の香り。スワリングにより、ちょっとミントを感じる香りが加わり,果実香がすぅ〜っと抜けていくようなカベルネ・ソーヴィニオンを感じさせる香りがします。比較的ずっと嗅いでいたいような感じの香りです。味は、結構タニックな感じですが、口の中でまとわりつくようなことはなく、むしろ、スパイシーさ、ハーブ系の印象がそのタンニンを和らげてくれているような感じがします。カシス,黒果実、ハーブ、黒インクの印象が口の中に広がりました。最初は、それぞれのバランスがちょっと崩れているような印象を持ちましたが,ちょっと時間が立ってくるとそれらのニュアンスが徐々に融合してきたようです。最後にメルローからくるんか甘さが、時間とともにアフターとして感じられてきます。娘さんは、梅やチンゲン菜のような感じ、といっていましたから、Vintage的にいわゆる青野菜のニュアンスを感じ取ったんだと思います。
2日目、初日のややとんがった印象がなりを潜め、すご〜く飲みやす〜いメルローライクなワインになっていました。これは2日目の方が飲みやすいワインです。