Bourgogne Pinot Fin Geantet Pansiot 2007

http://wine0629.blog13.fc2.com/blog-entry-610.html

セパージュ:ピノファン100%

ワインショップおおがきで購入。2940円。
2010年10月28日抜栓。コルクにはドメイン名が刻印されています。非常にしっかりとしたコルク。液漏れは全くなし。グラスはリーデルブルゴーニュタイプを使用。結構低い温度から始めた。脚はしっかりしている。温度が低いせいかグラスに注いだあとにはあまり香りは立たなかった。色は比較的濃いガーネット色。光にかざすと紫色のニュアンスもあって、若さを感じさせる色である。エッジはしっかりとしている。最初の香りは、ストロベリー、ラズベリーの香り。後にバニラ香が混ざってくる。スワリングによりレモンっぽいニュアンスがここに混ざってくる。温度があがるとともに、レモングラス、イランイランの香りが混じってくる。どんどん香りが湧き出してくるとまではいかないが、香り全体としてはフレッシュでいい香り。娘さんは梅の香りと言っていた。娘さんはピノ系の香りをよく梅の香りと表現する。さらに時間が立ってくるとキャラメルにニュアンスが出てきて、スワリングにより舞茸のニュアンスが入ってくる。口にふくむとタンニンは結構しっかりとあるが、渋いというほどではない。しかし、まだ溶け合っているというところまではいかず、ややギスギスした感じもある。舌触りはとてもよい。酸味はほどよく感じられるがそんなに全面に主張してくるものではない。ラズベリー、きのこ、若干杏の味、雑味あり。時間が立ってくるとベリー系の甘さも出てくる。アフタはさほど強くないが飲んでいておもわず「おいしいね、これ」といってしまう余韻がある。3000円以下のACブルとしてとてもいい一本だと思う。