Chateau Latour 1976

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン75%、メルロ20%、カベルネ・フラン4%、プティ・ヴェルド1%

2012年8月10日抜栓。コルクはChateau、Vintageが刻印、しかし結構上まで染みています。大丈夫かな〜。このボトルは表記が730mlとなっています。抜栓に失敗して、最後の最後で折ってしまいました。デカンティングしました。グラスはリーデルボルドータイプを使用。色はそんなに濃くはないが、きれいなガーネット。エッジにはオレンジのニュアンスが現れています。グラスの脚は、スワリングしても全然ダラーッと降りて来ません。香りは、最初は、熟成香というかどどんとキノコのような香り。その後少ししてから、カカオ、カシス、熟したアメリカンチェリー、紅茶の香り。デカンタしたせいか、スワリングしてもあまり要素はかわりません。娘さんは、「温泉の匂い、古臭い匂い」と言っていました。味わいは、タンニンは完全に溶け込んでいます。いまだ酸味はありますが、味わいにやや雑味を感じます。熱劣化なのか、購入までの保存状態があまりよくなかったんでしょう。(購入後はセラー保存していました)力のないワインとなっていますが、アフタに片鱗を感じます。1時間くらいすると、やや持ち直してきて、力強さが現れてきました。おぉ〜、これが時代ってやつですね〜。時間がたってからもう一回娘さんに香りを見てもらうと、「肉の匂いがする」と言っていました。そうそうそういう野生感が現れてきましたね。この辺がラトゥールのラトゥールたる所以でしょうか。1時間半ほどでカラメルのニュアンス、スモーキーな要素があれてきました。2時間くらいすると、味わいに「あぁ〜ピークの時には結構濃厚系の味わいだったんだろうな〜」っていう感じが出てきました。36年の年月を味わうってのはこのくらいゆったりと味わっていないと、本来の姿が見えてこないってことを学んだ気がします。古酒ってのはホント難しい。