Corton Grand Cru Domaine Louis Latour 1999

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セパージュ:ピノ・ノワール100%
 
ゆはらよりオークションで2本落札。4443円/本。
抜栓日:2013年8月26日
コルク:ルイ・ラトゥール ボーヌの刻印
液漏れ:ほんの少し染みていましたが、液漏れは全くなし。
グラス:リーデルブルゴーニュタイプを使用。
 
13度でグラスに注ぐ。
色:薄めのガーネット。すこーしオレンジ入ってますか。なかなかきれいな色合い。
エッジ:エッジもしっかりと色づいています。
脚:中等度の粘張度。
 
香り:最初、スミレの香り。そしてすぐにベリーの優しい香りがしました。ほんの少しの土の要素を感じます。全体的にはラズベリーのほんのり甘酸っぱい香りがメイン。スワリングであんずの香りが感じられます。香り自体がものすごく強いわけではありませんが、心地良いニュアンスが感じられます。娘さんは「焼きナスに醤油をかけた匂い。炭火の中になす入れて醤油かけると、納豆のような甘い香りがするでしょ。あれの匂い。あと、パンの白い部分の臭い」と言っていました。うん、たしかに酵母の香りあるかも。娘ちゃんすげーな。また、時間をかけて香りを見ていくとしましょう。
グラスから鼻を遠ざけていると、結構グラスからこぼれ出てくる香りが強いです。スギの香り、樽香とともに、ベリーの香りがしてきますね。さらに時間が経つと、ニッキの香りがします。
  
タンニン:歯茎にしみるようなタンニンはなく、しかし、口の中全体にワインを広げると、しっかりとしたタンニンが感じ取れます。
 
味わい:のびやかな酸を感じます。そして、ほんのりとした果実甘味が口の中に出てきます。味わい自体に、複雑さはあまり感じられませんが、かなりしっかりとした味わいで、しかも喉まですっと流れていってしまう、そんな感じです。時間の経過とともに、味わいが広がってきました。全体的にはどっしりとしているのですが、果実甘味は上品に感じます。ベースは酸です。そして、さらに時間が経過すると、梅肉を飲んでいるような錯覚さえ感じます。しかし、これが酸っぱいというのとはちょっとわけが違います。梅肉エキスが程よく混ざった果実汁を飲んでいるイメージ。この時点でミネラル感が現れてきました。このワインは、香りもさることながら飲んで美味しいタイプのワインですね。

2日目、香りも味も、1日目よりはなりを潜めましたが、酸は元気で美味しくいただけました。