Flor de Pingus Dominio de Pingus 2009

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セパージュ:テンプラニーリョ100%

ーケストラワインショップより購入。6600円。
抜栓日:2012年12月2日
コルク:ワイン名、Vintageが刻印されています。とてもしっかりとしたコルク。液漏れはありませんでした。
グラス:リーデルボルドータイプを使用。

色:とても濃いパープル。エッジまでしっかりとフレッシュな感じです。かろうじて光に透かすと向こう側が見える、それくらい濃い色合いです。しかしどことなく深みと透明感を感じます。
脚:結構な粘調度。ダラ〜っと落ちてくる感じ。

香り:最初は、樹液の香り。娘さんも「松の匂い」と言っていました。そして、プラム、カシス、ブラックチェリーの香り。結構濃厚な香り。しかしとても心地よい感じです。時間とともに果実の香りが前面に出てきます。スワリングでブラックベリーの酸味を含んだ香りが混ざります。これ、いい香りだな〜。この段階でもう一回娘さんに香りを見てもらいましたが「醤油」と一言。ふむふむ、そのような発酵系の香りもありますね〜。カベソーのようなさわやかな感じではありませんが、ミント系のすっとする香りも現れます。ママちゃんは、「イタリアとかとは違った香り。温かい!」と。スペインのワインというと「やっぱりねぇ〜」と答えてました。この人もちゃんと勉強したら太刀打ち出来ないな〜。
更に時間が立ってくると香りに、ほんと香水の要素が入ってきますね〜。このワインすごいわ。
この段階で、娘さんは「納豆の匂い」と表現しました。うんうん、わかる!

タンニン:'09にも関わらず全然渋くない。とってもしっかりとしたタンニンなんですが、優しく力強いそんな印象のタンニンです。こういうタンニンはいいですね〜。

味:最初、おもったほど濃くありませんでした。あら〜、とてもするぅ〜っと喉まで流れちゃったよ〜って感じ。ただ、味わいに濃さがちゃんとあるので、全然軽くはないです。インキーなニュアンスがあって、プラム、カシスの味わいが複雑になっていて、酸は程よくあるのですが、とにかく濃ゆい甘さがあります。ママちゃん曰く、イタリアのようなのぺ〜っとした感じがない濃さ、だと。時間とともに味わいの複雑味がどんどん出てきます。豚ロースの照り焼き風とのマリアージュはバッチリ。つまり味醂醤油との相性がいいんじゃないかと思います。しかも、ゴマだれバンバンジーとの相性も悪くありませんでした。このワインは食事を邪魔することはあまりないと思いますし、ワイン単独で楽しむのにも全然OKです。十分飲み頃に入っていると思いますし、確かにあと10年は最低大丈夫だと思いますね〜。うまい、これ。今日の気分にピッタリのワイン。
更に時間が経つと、もわ〜っと香りが立ってきて、味わいに深みが出てきます。゚+。(ノ`・Д・)ノオォオォ。+゚〜スペイン恐ろしや!しかもアルコール度数15%。これは、うまいうまいといって飲んでいると腰抜けますよ。
2日目、最初ちょっとだけ酸味が強くなったかと思いましたが、全然大丈夫!昨日とほぼ変わりませんでした。このワインはすばらしい!