Le Haut Medoc De Lagrange 2012

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン70%、メルロ30%
うきうきワインの玉手箱にて購入。2,480円。
 
抜栓日:2014年12月30日
インポーター:サントリー
コルク:コルクにはワイン名、Vintageが刻印されていました。48mm。
液漏れ:液漏れなし。1mmくらいの染み
グラス:リーデルボルドータイプを使用しました。
 
色:濃い目のガーネットルビー。ほんの少しガーネットがかった印象があります。グラスの向こう側に指をやるとかろうじて指が見えるくらいの濃さ。艶やかさあり。
エッジ:エッジはきれいなルビーで、中心までしっかりとした色合い。
脚:細い足が、しと〜っと幾筋にもわたって流れ落ちてきます。結構な粘稠度が伺われます。グリセリン成分が多いものと思われます。
 
香り:抜栓直後より黒スグリの香りとほのかな樽の香りがしてきました。グラスに注ぐと、黒果実、黒スグリ、ブラックチェリーの香り、やや木の香り。スワリングで、果実香が結構強くなり、その後にすっとするようなハーブ系、明らかなミントまでは行きませんがそんなニュアンスを感じます。若干の血液のような成分もあるような気がします。とてもよい香り。香りの要素にどこか鋭さを感じさせるイメージがあります。ところが約1時間ほどで、チョコ、カカオのような甘い香りが出てきました。これはメルローから来ているのでしょうか。
 
タンニン:若い、良質なタンニン。歯茎には若干の渋味が残りますが、とても上質で心地よいタンニンだと思います。
 
味:黒果実、カシスを思わせる果実味がとっても豊富です。ほのかに、カシスを煮詰めたようなニュアンスの甘みもあり、味全体のバランスがとても良く感じられます。純粋に美味しい。アフタも思いの外長くて、ミネラル感も結構感じます。すごくきちっと作られた優等生タイプのボルドーという感じ。で、味わいがさほど重たくないので、食中酒として飲むには持って来いだし、もちろんワイン単独で飲むのも全然OKです。1時間ほどすると、味わいにかなりの甘味が出現してきました。また鉄っぽさも味わいに感じます。