Ermitage Le Pavillon M Chapoutier 2002

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セパージュ:シラー 100%


ウメムラより購入。9500円。
抜栓日:2013年5月12日
コルク:しっかりとしたコルク。ワイン名、Vintage、ネゴ名が刻印されていました。
液漏れ:染みなし。液漏れなし。
グラス:リーデルボルドータイプを使用。


色:かなり濃いパープルルビー。12年立っているとは思えません。中心部はかなり深い色合いです
エッジ:エッジまでしっかりと色づいています。
脚:結構な粘調度で、脚がゆっくりと流れていきます。
ディスク:そこそこ厚みを感じます


香り:最初、そんなに香り立ちませんが、黒紫系の香りを感じました。ブラックチェリー、ブラックペッパーの香り。ビターな印象があります。娘さんは「チョコレートの匂い、白菜の匂い」と表現しました。スワリングするとやや鉄のような、アセロラのような香りがします。そして最後にハーブの香りが混ざってくる感じ。なかなか複雑な香りです。1時間弱で香りは、かなり柔らかくなってきた印象があります。さらに1時間くらいすると、またハーブのような胡椒のような香りがグッと強まって来ました。
 
タンニン:12年立っていますが、結構タニックです。歯茎にもしっかりと感じるタンニン。ちょっとばかり粉っぽい感じがあります。
 
味:タンニンも手伝って、なかなかオリエンタルな、エキゾチックな味わいです。最初の口当たりがドンときて、酸がさっと口の中に広がり、喉に流れていきます。ミネラル感も結構豊富ですが、中間がちょっと薄い感じ。1時間弱で味わいが開いてきて、オリーブのような甘味がグッと広がって来ました。さらに1時間くらいで今度は、酸が前面に出てきてピリッと締まった味わいになりました。中間の味わいもふくよかになってきて色々と変化して面白いワインです。