Fixin Bouchard Aine France 1996

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セパージュ:ピノ・ノワール100%
 
抜栓日:2014年8月24日
インポーター:アサヒビール
コルク:「所有者瓶詰め」の刻印のみ。45mm
液漏れ:ほとんど染みなし、液漏れなし。
グラス:リーデルブルゴーニュタイプを使用。
 
色:やや薄めのルビー。艶あり。濁りなし
エッジ:若干オレンジの要素が見えますが、まだしっかりと色付いています。
脚:滴の落ちる速度は結構早くて、そんなに粘調度があるようには見えませんでした。
 
香り:第一印象は枯れた感じ。第一アロマとして、フルーツの香りを探しに行きましたが、あんまり見つかりません。時間とともにベリー系の香りがほんの少し感じられます。グスベリーのニュアンスがあります。下草、腐葉土、茸といった熟成香が結構あります。カラメルのニュアンスもあります。そして、ややスパイシーなニュアンスを感じました。
 
タンニン:渋味としてはあまり感じません。なめらかなタンニン。
 
味:フレッシュな酸はなく、やや円くなった感じの酸です。ベリー系の果実味の部分があまりなくて、ちょっとヨード系の味わいを感じます。若干口の中がしびれるような感覚を覚えます。やや肉感がある味わいで、鉄分の要素も感じます。後口にスパイシーな感じがあって、なかなか力強い印象ですが、そこにミネラルもあって、古酒って感じ。これはこれで楽しめると思いますが、もう7、8年前のほうが果実味もあって美味しかったんじゃないかな~って思います。1時間位でちょっとばかり単調な味わいになってきました。