Moulin de Duhart 1995

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン 55〜60%、メルロ 40〜45%

2011年10月8日抜栓。コルクにはバロン・ド・ロスチャイルドの5本の矢のマークとVintageが刻印されています。コルクへのシミは全然なし。状態良いです。グラスはリーデルボルドータイプを使用。デキャンティングしました。アルコール度数は13度と書いてあります。色は濃いルビー。しかしまだガーネット、紫の要素が若干あります。カシス、青野菜、ブルーベリー、ラズベリー。とても複雑かつ濃厚なかおりです。スワリングですこし枯葉のようなニュアンスが加わってきます。どこかにいちじくっぽい甘い香り、赤い花の香が含まれていて、熟成感も十二分に感じられます。口に含むと、うまく溶けたタンニンと、黒果実のニュアンスの味が、ほわっと口の中に広がります。その後喉に流れていくとき紫キャベツの味がすっと鼻の奥に抜けていくようなアフタを感じます。おっ、アフターながい。ナシみたいな果物の甘さがあります。すこし時間が経つと全体的な濃厚さが落ちてきました。良い言い方をすると熟成したボルドーという感じでとても美味しいですが、あと5年くらい前がもっともピークだったんじゃないかな?と思います。うちの奥様は「このくらいのボルドーはおいしいな、と思って飲むことが出来る」と言っていました。2日目、香りはやや飛んでいて昨日のほうがよかったですが、味わいがとってもマイルドになっていて、甘味がでています。結構良いワインだなぁ〜。