Kurisawa Blanc Nakazawa Vineyard 2013

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セパージュ:ゲヴュルツトラミナー30%、ピノ・グリ28%、ピノ・ノワール16%、ケルナー15%、シルヴァーナ7%、その他4%
 
河井商店より購入。3,200円位。
抜栓日:2015年3月14日
コルク:ちょっと短めのコルク。刻印なし。蝋キャップ
液漏れ:わかりません。多分ないと思います。
グラス:リーデルのオーヴァチュアを使用しました。
 
色合い:山吹色。しっかりと色付いています。藁色まではいっていません。無濾過ゆえか、すこし濁った感じがします。
ディスク:そこそこ厚みあります。
脚:中等度の粘調度を感じました。
 
香り:抜栓直後はやや還元的な要素、ラムネのようなニュアンス、石灰っぽさが感じられました。その中にもパイナップルやピーチのような香りがあり、やや塩っぽい、ミネラルチックな香り、レモン、グレープフルーツの皮といったニュアンス。ほんのりと酸化的な要素の香りも感じます。温度が上がってくると、還元的要素は徐々に消えて若干ライチっぽい甘香が感じられるようになってきます。白い花の香り、また、香りにスモーキーなニュアンスも感じます。
 
味わい:酸がしっかりとしていますが、無糖のヨーグルト的なニュアンスを感じます。アフタの苦味がしっかりとあって、スモーキーなニュアンスが鼻の奥を駆け巡っていきます。なかなか酸が主張しています。味わいにフィノっぽい酸化のニュアンスを若干感じます。温度が上がると、酸のシャープさが増してきたような感じがします。また、味わいにいろんな要素が絡み合って複雑さを醸し出しています。ちょっと数日かけて飲んでみましょう。

キュバンで冷蔵庫。2日目。かなり香り閉じました。温度が上がったらどうなるかな?味わいは酸が優位。後口に仄かな栗のような甘味を感じます。微炭酸はかなり抜けています。温度が上がってくると、味わいにスモーキーな部分がしっかりと出てきて、またミネラル感も強くなり(ピノ・グリの要素?)ちょっととんがった、というか冷涼なイメージの味わいです。

中1日開けて4日目。香りの要素にレモンのような鋭さを感じます。その中に金柑のシロップ漬けのようなニュアンスの香りがします。香りにもケルナーに見られるようなペトロールっぽさもありますか。飲みくちは酸が主体となっていますが、若干石油ぽさが感じられます。後口の心地よい苦味は健在。

5日目。きのうバキュバンの栓だけでエア抜きしなかった状態。香りはマイルドになりレモン、やや蜂蜜香。あんまりオイリーな感じはしませんでした。味わいは、昨日と同じ酸が主体。アフタの苦味は余り感じません。テイスティンググラスを使用。にしても5日もたってからも全然飲めるワイン、すごいです。

6日目。ちょこっと空気抜いたバキュバンで保存。香りは、少し酸味がかったリンゴの蜜の香り。味わいも変わらず酸が優位ですが、ほんのりと蜂蜜のニュアンスがあって面白いです。

7日目。やや酸化した色合いになってきています。香りも酸化のニュアンスが存在しますが、それでもりんご、レモンの香り、蜂蜜香があります。飲み口にも酸化的ニュアンスがかなり出てきました。シェリーのようなニュアンスもありながらの、蜜のニュアンスも昨日よりもしっかりと出てきています。うちのママちゃんは、「薄いけど蜂蜜っぽい感じもあって、でも甘ったるくなくて飲めるよ」といっていました。

8日目。ここにきて急激に落ちた印象です。全体的なバランスがバラバラになっていました。
でも、ここまで大丈夫だったということが凄い!