20161110 1年以上ぶりのメランジェ訪問

調べてみたら、前回伺ったのは、去年の7月でした! 自分でもびっくりですが、いろいろあってなかなか伺うことができなかったんです。
異職種3名で、美味しいもの食べようということになって、ル・ビストロ・メランジェさんを訪問です。
木曜日にも関わらず、お店は満席!
流石、旭川が誇るフレンチのお店。
今回はコースでいただきました。
さて、お料理を!!

十勝ブラウンマッシュルームのポタージュ
おしゃれなカップに、土の香たっぷりのマッシュルームポタージュ。エグみもざらつきもなく、濃厚でもあり、サラリともしていて、飲み干した後の余韻がフワ~っと鼻に抜けていきます。
なんとも体があたたまるポタージュ。
 

比布の野鴨のテリーヌ イチジクのコンポート
旭川産仔豚のブレッセ
テリーヌは、野性味がしっかりと残っていますが、臭みとか全然なく、コンソメジュレとイチジクのコンポートを合わせると、塩味と甘味が一体となって濃厚な鴨を包んでくれます。
ブレッセは、いわばフレンチ風煮こごりとでもいいましょうか、仔豚のさっぱりとした旨みがギュッと詰まっています。
 

イタリア産ウサギのルーレ 厚岸のムール貝のソース
泡の下にムール貝が隠れていて、風味が香り、その下に、巻き巻きのウサギが、濃厚な味わいとして隠れています。ムール貝のソースは、この濃厚なウサギに、しっかりと寄り添って風味を豊かにしてくれます。まさに山の幸と海の幸の融合。ここにアクセントのトマトが、酸とともに味わいを引き締めてくれます。
 

真ダチのムニエル ゴルゴンゾーラのソース 根セロリのピューレ添え
真ダチの表面がバリっとして、中がトロットロになっているクリームに、ゴルゴンゾーラの風味がとても良くマッチしています。そして、メランジェさんでしばしばいただく根セロリのピューレは、青さを味わいに加えてくれて、トロピリさわやかな一品になっています。


長崎産アカハタのポワレ 香草風味のソース キャビア添え
アカハタ(新聞ではありません笑)の火入れは、皮バリ、身フワ~っで、いつも素晴らしい。(実は火入れという料理用語はないそうですね)、香草風味のソースとキャビアの塩味が、優しいアカハタの味わいに色を添えています。そこに皮のパリパリが食感としても、楽しさを醸し出しています。


アイスランド産サフォーク(仔羊)のロティ マスタードソース
これには参りました。これこそ、ロティ具合が素晴らしい。力入れないでナイフで切れるんですが、半生のところはどこにもない。
しかも、火入れが中途半端だと、骨の近くの肉離れがうまくいかないのですが、これ、綺麗に剥がれちゃうんです。(食べたあとの写真撮っておけばよかった)
味わいも、まったく癖がなく、でも、羊の味わいがエレガントに味わえる、とても柔らかい肉質で、歯が無くても食べれてしまう!
アイスランドって羊の輸出が盛んなんですってね。勉強になります。


デザート
イチジクのタルトと、黒米とお茶を使ったアイス(だったかな?)このアイス、ほのかな米の香りと、スモーク感が黙々とでてきて、めっちゃ旨いです。

あ〜、お腹いっぱい。
今日のワインは、メランジェさんのオススメのグラスワインを、ソーヴィニヨン・ブランシャルドネカベルネ・ソーヴィニヨンと3杯いただきました。
旭川の料理界を牽引する河原シェフ、改めて、さすがです!
幸せな一時を有難うございました。