Les Cailloux Le Paradis Pinot Noir 2013

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セパージュ:ピノ・ノワール
Moritayaより購入。4,280円(税抜)

抜栓日:2020年8月13日
インポーター:ラシーヌ
栓:天然コルク。Vintageが刻印されています
液漏れ:なし
グラス:リーデルブルゴーニュ(チューリップ)タイプを使用しました

色:かなり薄めのガーネット。最初は濁りなし。グラスの向こう側の指はしっかりと見えます
ディスク:均一な色合い
脚:中程度の粘性
アルコール度数:11.98%

香り:やや低めの温度でスタート。それでも抜栓直後にボトルの周りにスミレの香りが漂っていました。最初は閉じ気味で、いわゆるvin Natureというニュアンス。欠陥臭はなく、木の実や、紅茶のニュアンスが感じられました。温度が上がってくると、徐々に香りが立ってきます。木苺、ラズベリーの香り、チャーミングな薄ピンクの花の香、紅茶や香木のニュアンス、ちょっと安めの香水と、色んな表情を見せてくれます。基本、いわゆる自然派と言われているワインの香りの要素です。ロックとかタカヒコとかに共通するニュアンス。うちのママちゃんは香りを嗅いだ瞬間「お、自然派」と言っていました。

味わい:温度が低かった最初は、酸はとても支配的で、とっても鋭い酸を感じましたが、ちょっと温度が上がると、きれいな酸に変身。温度って大切だな~と。酸はしっかりとしているんですが、味わいは極めて柔らかく、とても自然な染み込むような味わい。厚みがあるわけではないのですが、「旨味」としか表現できないエキスにも似た液質が口の中にひろがり、それがかなり長い間感じられます。いわゆる染みる系の薄旨ピノ。単独でも全然問題なく、また食事と合わせても、食べ物にしっかりと寄り添うワイン。旨し!更に時間が立ってくると、今度は小梅を口の中に頬張ったような味わいがメインになってきます。
これ7年熟成されているんだけど、このくらい時間が経過しているからこその欠陥臭などなく、美味しくいただけるんだろうか?