Palmes d'Or brut Nicolas Feuillatte 1999

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セパージュ:シャルドネ 50%、ピノ・ノワール 50%
かわばた酒店より購入。9500円。

抜栓日:2023年12月30日
グラスはリーデルのオーバチュアを使用。
天然コルク。Alc 12%
比較的色づく黄色~黄金色。泡立ちは弱めですが、細かい泡が持続的にグラスのそこから上がってきます。
カラメル、はちみつ、トースト、ナッツといった良好な熟成香が漂います。焼き菓子、焦がしバター、りんごのコンポートの香り。
黄色い花、すいかずらの花の香り、梅酒となかなか複雑な香り。
うまく熟成してくれました。
酸はいまだ顕在で、濃厚な蜂蜜感、やや酸化的なニュアンス、ニッキ、熟成した梅酒の味わい。鼻の奥に抜ける焦げたニュアンスがとても心地よく感じられます。ゴマダレのようなネットリ感もあって、とても美味しくいただけました。
こういうのがあるので熟成したシャンパーニュは心に響きます。

Snow River Unsparkling Rosato 雪川醸造 2021


セパージュ:セイベル13053 92%、ピノ・ノワール 4%、トラミナー 2%、シルヴァーナー 1%、シャルドネ 1%
東川道の駅で購入 2,800円

王冠。Alc 12% グラスはリーデルのオーバチュアを使用しました。
やや濃い目のパープルルビー。微発泡。
炭酸ガスによる香りの次に、紫色の果実香、ウッディーなニュアンス、木の実、ザクロの香り。香り自体は控えめです。
ビリリと炭酸を感じるレベルですが、これが爽やかさを感じさせます。そして、滋味ながらも黒果実を思わせる味わい、ライトな飲み口ですが、じんわりとした厚みもあります。中盤から後半にかけての軽いタンニンが味わいを引き締めてくれます。気軽に飲めるランブルスコっぽいフリザンテといったところでしょうか。


スノーリバー アンスパークリング ロザート 2021www.snowriverwines.com

ose Matin Calme 2021


セパージュ:グルナッシュ・ブラン80%、ミュスカ・プチ・グリ10%、グルナッシュ・グリ+カリニャン・ブラン、グリ10%
MARUYAMAYAより抱合せで購入。5,500円
MARUYAMAYAのホームページの写真にはキャップシールついているんだけど、自分のワインにはキャップシールありませんでした(笑)

合成コルク。グラスはシェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用しました。
グリーンがかったイエロー。濁りなし。脚は比較的粘性を感じます。Alc 12.5%
抜栓したあと、ボトルから還元香とともにグレープフルーツのような香りが感じられます。
グラスには微気泡がびっしり。やや炭酸を感じるとともに、やや還元的なニュアンスと、りんごのコンポート、グレープフルーツの香り。グラッシーなニュアンス、火打ち石といった香りがあります。時間経過で、黄色い花の香りや花梨、金柑の柑橘香がでてきました。
きれいな酸は溌剌としていて、比較的厚みのある果実味が口いっぱいに広がり、温かみさえ感じます。ナチュール系の味わいもあって、長い余韻に誘います。程よい甘味が心地よく、中盤から後半にかけてのライムのような酸の伸びが半端なくいい気持ちです。ブラインドで飲んでいてソーヴィニヨン・ブランかと思いました。
どことなく(いい意味での)野暮ったさも感じつつ、殊の外力強い味わいが特徴的な美味しいワインですね

XISTO Gran Reserva 2011


セパージュ:テンプラリーニョ
ファミリーマートにて購入。税込850円くらい

圧搾コルク。グラスはシェフ&ソムリエのユニバーサルテイスティングを使用しました。
比較的濃い目のガーネットルビー。2011年産ですが、ルビーの要素がしっかりと残っています。脚は中程度の粘性。Alc 13.5%
ドライフルーツの香り。プルーンやブラックベリー、カシス、熟成香としてキノコ香や、樽香もすこし。
いまだフレッシュさもあり、伸びやかな香りと、程よく熟した感じが、この価格帯としては格段に抜きん出ていると思います
ミントのような透き通る香り、赤果実のニュアンスも見え隠れしています。
酸はしっかりとしていて、タンニンもこなれているものの力強さがあります。やや枯れた印象の味わいは熟成した品種からくるものでしょうか。ミディアムからややフルボディーといった印象ですが、余韻がしっかりとあり、やっぱりこの価格を考えると脅威とさえ言えるでしょう。ネット情報で知りましたが、ものすごくクオリティーの高いワインでびっくりです。

Yamazaki Winery Bacchus 81 Chardonnay 19 2020


セパージュ:バッカス 81%、シャルドネ 19%
ヤマザキワイナリーより購入

抜栓日:2023年11月11日
DIAM15。グラスはリーデルのオーバチュアを使用しました。
淡いグリーン・イエロー。濁りなし、細かい気泡がグラスにつきます。Alc 10.5%。
冷涼なフローラル香。華やかな花の香りがしたかと思えば、アカシアに白い花のような妖艶な香りも現れてきて、なんとも複雑な印象。グラッシーなニュアンスもあり、かぼすのような柑橘香、スワリングするとシャルドネに見られるような、もっさりとした香りもあり、はつらつさと重厚さの両方が感じられてとても楽しいです。
酸は非常に綺麗で、一口目はバッカスのブドウ感と、ほのかな甘ささえ感じますが、中間から後半にかけて、エレガントで、かつ重厚なシャルドネらしい果実味があり、余韻にはミネラル感が主張してきます。このセパージュは今までなかったと思いますが、バッカスシャルドネのいいとこ取りで、非常にクオリティーの高い、王道の白ワインだと思います。お好み焼きとの相性がばっちり!

K18bAK_RZ_99


セパージュ:甲州種、MBA
酒屋もりけんより購入。2,052円。

抜栓日:2023年10月28日
スクリューキャップ。グラスはリーデルのオーバチュアを使用しました。
サーモンピンク、にごりなし。ちょっと微発泡してます。Alc 10.5%
渋みを連想させる香り、あんず、オレンジの皮、ハーブ系のニュアンス。お香、かるく薄紫色の果実の香りも感じます。
柔らかい香りが主体。和の柑橘系を思わせる香り。いわゆる自然派のワインの香り。
シュワッと軽く微発泡を下に感じながら、柔らかい酸と紅茶のような味わい、ほんのすこしの渋み、余韻は中程度で、ドライなシードルのようなニュアンスも感じられます。
ホタテや中トロの刺し身と合わせましたが、全く邪魔することなく食卓に寄り添うタイプのワイン。

4年前にも飲んでいます
akirais.hatenablog.com

Kerner Kimura Vineyard Hokkaido Chuo Budoshu 2022


セパージュ:ケルナー
北海道中央葡萄酒より購入。ハーフです。

抜栓日:2023年8月6日
栓はDIAM5。グラスはリーデルのオーバチュアを使用しました。
かなり薄いイエロー。ほんのりとグリーンが見えます。Alc 12.5%
非常に硬質な香りの第一印象。
ライム、ラムネ、すずらんの花の香り。透明感のある、張り詰めた香り。とてもエレガント。奥の方に白粉のようなほんのりと甘い香り。
上質なしっかりとした酸で、口に含んだ瞬間からあふれる果実味と硬質な味わい。そして、ほんのりとした果実甘味が口の中に広がります。ほんのちょっとプチプチ感があり、またアフタにかけて塩味とすこしの苦味がアクセント。ミネラル感がとても豊富で、縦方向にぴーんと張り詰める感じが半端ないです。
冷やして飲んでも、少し温度が上がってからでも、どちらも楽しめるワイン。三澤さんのワイン、進化が止まらない!

Zweigelt Qvevri coco10R 2017


セパージュ:ツヴァイゲルトレーベ
ココファームより購入

抜栓日:2023年7月23日
天然コルク
比較的色づいたパープル。若干のガーネットがみえます。粘性は中程度。Alc 11.5%
輝きあり、透明感あり
紫色の果実や、すみれの香り、スパイシーなニュアンス、冷涼感、透明感のある印象、塩味さえ感じられる、磯の香り。
酸はとても上質で高級感があります。紫色の果実味が豊富で、そこになんともいえない優しさを感じます。地味深く、奥行きを感じる液質。けっして重たくはないのですが、拡散していくような旨味がいぶし銀のように深みを出しています。タンニンはこなれていて上質。余韻は心地よく、長め。うまいな~これ。
うなぎと合わせてみましたが、ドンピシャのマリアージュでした。

Hubert de Gertale a Epernay Brut


セパージュ:55% ピノ・ムニエ, 30% ピノ・ノワール, 15% シャルドネ

抜栓日:2023年6月24日
コルク栓
比較的色づいたイエロー
ナッツの香りや、トースト香、花の香、すこしの蜂蜜香
均整の取れた香り
酸がしっかりとしていて、バランスの良い飲みやすいシャンパーニュ

T5 Petillant Clairet Domaine Yui 2020


セパージュ:キャンベル・アーリー
小樽高島加藤商店より購入。

抜栓日:2023年6月7日
購入後3年半後に抜栓です(笑)Alc 8.5%
王冠。圧はあまり高くなくすんなりと抜栓できました。リーデルのオーバチュアを使用しました。
ストロベリーカラーのロゼ色。澱が結構瓶の底に溜まっています。
飴や綿あめの香り。いわゆるフォクシーフレーバーでしょうか。とてもチャーミングな香りが漂ってきます。スワリングするとそこに炭酸が混ざってきて、リボンナポリンのようなニュアンスが出てきます(笑)
比較的酸は穏やかで、なんのひっかかりもなく、す~っと喉に流れていきます。もうまさに大人のジュース。中盤から後半にかけての酸がしっかりとしているので、ほのかな甘酸っぱさとなって飲み飽きすることなくスイスイと飲めちゃいます。とてもきれいに造られたワイン。
洋風うめサワーってところかな

(健康診断で肝機能悪く、最近飲酒控えています)