Carruades de Lafite 1999

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セパージュ:カベルネ・ソーヴィニヨン 50~70%、メルロ 30~50%、カベルネ・フランとプティ・ヴェルド 0~5%
エノテカよりプリムールで購入

抜栓日:2021年11月18日
天然コルク、液漏れまったくなし。5つの矢、Vintageが刻印されています。グラスはリーデルボルドータイプを使用。
決して濃くなく、艶やかなルビーガーネット。輝きあり。濁りなし。脚は中程度~やや粘性あり。Alc 12.5%
抜栓直後は、やや閉じ気味ですが、徐々に、紫果実のニュアンス、妖艶な熟成香(軽めの腐葉土、きのこ香)、プルーン、ブラックベリーの香り。後半には醤油のような発酵香。木のニュアンス(樽なのか、品種香なのか)、熟したカシス香、決して香り自体がどんどん出てくるわけではないのですが、それぞれの要素が一体感をつくり、非常にエレガントさが現れている、というか、あ~、これなんかいいワインだな?と思わせる香り。グラスから鼻を離すとミントっぽいすっとする香りが鼻に抜けます。透明感を感じさせますね。
酸はいまだフレッシュで、めちゃくちゃエレガント。タンニンは十分に溶け込んでいますが、いまだ少しの収斂性さえ感じさせる上質なもの。液質は厚みさえないものの、もう縦方向の伸び方はめちゃくちゃキレイ。まさにミスティーレディーといった感じ。けっしてパワフルなわけでなく、素性のしっかりとした、礼儀正しいワイン。まさにいま飲み頃なんじゃないかな? こんなワイン飲めて幸せです。